窓ガラスが外れて落ちてしまった。普通なら、ガッシャーンと割れて、粉々になるところだろう。
しかし、長崎市にある黄檗宗(おうばくしゅう)の禅寺・崇福寺(そうふくじ)では、信じられない展開を迎えた――。
長崎市でレベル4土砂災害危険警報が発表されていた2026年6月25日、Xアカウント「【準公認】国宝X崇福寺」(@sofukuji)が投稿した写真には、3体の羅漢像が並んでいる。その真ん中の羅漢さんの胸元には、何か四角いものが抱えられているようだが......?
ポストにはこんな呟きが添えられていた。
「夜半の強風で、本堂の窓ガラスが外れて落ちてしまったようです 割れて飛び散り、大惨事... ところが なんと羅漢さんがナイスキャッチ!」
そう。羅漢さんが胸に抱えているのは、落ちてきた窓ガラスだったのだ。「羅漢さんも私も奇跡的に無傷です」というのだから、凄まじい。
この驚くべき出来事には、こんな声が寄せられている。
「こんなことあるんだ...」「羅漢さま、ナイスキャッチ」「え、なんと。最初からそこにあったかのような、安定した持ち方」
Xユーザーからのいいねは4万5000件を超え(6月30日時点)、まさに感動の嵐と言っても、過言ではないだろう。
窓ガラスをキャッチしている羅漢さまを発見したときの状況を、投稿者「【準公認】国宝X崇福寺」に聞いた。
違和感 → 驚き → 推察 → 仮説 → やっぱり驚き!崇福寺は、中国福建省福州出身の華僑によって創建されたお寺。異国情緒漂う壮麗な中国様式の建築が特徴だ。
長崎県内にある3件の国宝のうち2件が崇福寺にあり、「第一峰門」と「大雄宝殿」の2つの建造物が国宝に指定されている。そして、本堂の仏像群は県指定有形文化財だ。