「やっとの思いでキャンプ場にたどり着いた夜。テントを張り終えると、隣の東北訛のライダーたちが」(北海道・50代男性)

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「やっとの思いでキャンプ場にたどり着いた夜。テントを張り終えると、隣の東北訛のライダーたちが」(北海道・50代男性)

「そのスープの味を一生忘れることはないでしょう」――。

北海道在住の50代男性(投稿時)・nob1200さんは若いころ、北海道内をあてもなく旅していた。

その度の中で、ある出会いがあったという。

<nob1200さんからのおたより>

20代の頃、バイクで北海道をウロウロしていました。

特にどこかへ向かうということもない、あての無い旅だったので、その日の寝床は夕方になってやっと探し始める、というのが日常でした。

できるだけお金をかけずに旅してましたんで、無料のキャンプ場とか公園、ライダーハウスという簡易宿泊所、なければ有料のキャンプ場、という優先順位で探していました。

「やあやあ、寒がったろう」

あるとき、なかなか良い寝床が見つからず、薄暗くなり始めてもまだみつからない。になると看板も見えなくなり余計に焦り始めます。

今のようにスマホで検索なんて無い時代ですから、懐中電灯で地図を照らしながら峠を2つ越え、21時を過ぎてようやくキャンプ場に辿り着きました。

8月でも道東の内陸部では夜になるとかなり冷え込みます。

テントを張り終えて、両隣に軽く挨拶をしていると、「やあやあ、寒がったろう。まずは温げえもんでも飲みなよー」と東北訛りのライダーたちが熱々のコーンスープを一杯差し出してくれました。

そのスープの味を一生忘れることはないでしょう。

その時はかわりにあげる食料もなにもなく、彼らには何も御恩返しができませんでしたが、その代わりに自分の周りで困ってる人がいれば、他人であろうか関係なく損得抜きで助けようと心に誓い、これまで生きてきました。

ありがとう仙台のライダーさん!!

【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

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