私のバス代を払ってくれた見知らぬ男性。彼にとっては何気ない親切だったのかもしれないが(東京都・50代女性)

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私のバス代を払ってくれた見知らぬ男性。彼にとっては何気ない親切だったのかもしれないが(東京都・50代女性)

バスに乗り込んだ後で、所持金が1万円札しかないことに気付き、パニック......。読者のみなさんのなかにも、そんな経験がある人がいるかもしれない。

東京都在住の50代女性・Kさんもその一人。

しかし、彼女はある人のおかげでピンチを切り抜けられて......。

<Kさんからのおたより>

遠い昔のことですが、今でも忘れられない出来事があります。

今から38年前、就職のために上京しました。

最初は会社の寮に住んでいましたが、その後転職し、町田駅からバスで10分ほどの場所にある賃貸アパートで、初めての一人暮らしを始めました。

そこから台東区まで毎日通勤していたのですが、慣れない一人暮らしと長い通勤で、毎日へとへとでした。

不安と疲れの中で...

自分のことにかまっている余裕もなく、慌ただしく過ごしていたある朝のことです。

いつものようにバスに乗り、降車する段になって、財布の中に小銭がまったくないことに気づきました。

持っていたのは、なんと1万円札だけ。

「どうしよう......」と慌てふためいていた私に、見ず知らずの男性が声をかけてくださり、私のバス代まで払ってくださったのです。

その場では、精一杯お礼をお伝えしました。

けれど、それ以上のお礼をすることもなく、気がつけば月日が流れてしまいました。

今でも、あのときの男性のことをふと思い出すことがあります。

あの方にとっては、もしかしたら何気ない親切だったのかもしれません。

でも、当時の私にとっては、不安と疲れの中で差し伸べてもらった、とてもありがたい優しさでした。

あのとき助けていただいたことを、私は今でも忘れていません。

あの時の男性が、今もお元気でいらっしゃることを心から願っています。

38年前のあの日、本当にありがとうございました。

【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。

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