NASAが火星に宇宙飛行士を派遣するために「冬眠」テクノロジーの研究を進めていることが判明

| 秒刊サンデー
NASAが火星に宇宙飛行士を派遣するために「冬眠」テクノロジーの研究を進めていることが判明


近年、宇宙開発の分野で火星への注目度がにわかに高まっている。2014年9月にはNASAの無人探査機・MAVEN(メイブン)が火星の軌道に到着。インドが打ち上げた探査機・Mangalyaan(マンガルヤーン)も無事に火星に到達し、火星の環境調査が順調に進められている。
NASAは将来的には火星に宇宙飛行士を派遣することも検討しているが、そのためにはクリアしなければならない問題がいくつもある。驚くべきことに、その研究過程の中で人間を「冬眠」させる計画が持ち上がっているという。


火星は非常に神秘的な惑星だ。自転周期はほぼ地球と同じで、およそ24時間で1日が終わる。地球から見ると表面に運河のような模様を観測できるため、古来から火星には宇宙人がいると信じられてきた。実際、最近では、岩の割れ目からしみ出す水や、まるで人工物のような球体など不思議なものが続々と発見されており、関係者を大いに驚かせている。科学者ならずとも、より火星を詳細に調査したくなるのは自然な欲求と言えるだろう。

しかし、生きた人間を火星に派遣するのは想像以上に難しい作業である。

アポロ11号はおよそ4日で月に到達したが、現在の科学技術をもってしても地球から火星まで約半年もかかる。宇宙船に載せられる食料・水などの物資には限度があるし、何より厄介なのが搭乗員の健康問題だ。長期間無重力空間で生活していると、人体の骨や筋肉は著しく衰退していく。エクササイズを行ったり電気刺激を流したりして、筋萎縮を防がなければならない。また、8割近くもの宇宙飛行士が睡眠不足の経験をうったえており、宇宙空間で眠ることの難しさも問題視されている。

そこでNASAは、宇宙飛行士を地球外で冬眠させる技術の開発に着手した。体温を10度以上下げて一種の仮死状態にすれば、人体の消耗エネルギーを50%以上カットすることができる。無論、冬眠中は点滴によって必要最低限の栄養が補給されるため、死に至ることはない。宇宙船が目的地に着くまで一眠りというわけだ。
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