このヒーロー、君はどう見る?『仮面ライダー鎧武』

| あにぶ
仮面ライダー鎧武© 2013 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

あにぶ初の特撮作品コラムを掲載させていただこう。
まず、「仮面ライダー」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか?
悪に立ち向かう正義の味方。変身!と同時に怪人と勇んで戦う姿。
どれも正解だ。その精神は日曜朝に放送している『平成仮面ライダーシリーズ』にも受け継がれている。
ただし、その仮面ライダーの力を、個性も目的も違う多くの人間が手に入れたとしたら?
きっと一人一人、異なる力の使い道を選ぶだろう。
そんな、現代の仮面ライダー達の入り組んだ特撮ドラマ『 仮面ライダー鎧武 』をご紹介しよう。

■アーマードライダー=禁断の果実をもぎ取った者

この物語の仮面ライダーは、鎧をまとった姿から「アーマードライダー」と呼ばれている。
ロックシードという錠前を模したアイテムを、変身ベルト・戦極ドライバーに装着すると、空からオレンジ、バナナ、メロンといった果物が降ってきて、変身者の鎧として装着される。
何を馬鹿げたことを言ってると思われるかもしれない。そこで、実際に変身映像をご覧いただこう。


私は変身ギミックに毎週驚かされっぱなしだった。この調子で、回を重ねるごとに新しいライダーや新しいアームズ(ライダーの強化武装)が登場していく。
本作のメインライターである虚淵玄は、当初フルーツ&鎧&錠前というコンセプトを製作上層から聞かされた時に大いに頭を悩ませたという。
しかし、これらの要素は放送終了した現在となってはシナリオ上で不可欠の要素となっている。

錠前→ロックシードを開くことで、禁断の果実の力を解放する。

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