私と同じく歌舞伎町に住むタレント、冬美の話だ。ある夜、マンションの部屋に一人で いたら呼び鈴が鳴った。モニターには、エントランスに立つ見知らぬ若い女が映った。
誰かの部屋と間違っている、そうわかったけれど。それよりも冬美は、デリヘル嬢っぽいその女の漂わせる雰囲気に寒気がした。雰囲気というより、殺気。こちら側の画像はあちらには見えないはずなのに、目が合った。尋常でない黒い意識が 伝わって来た。冬美はあわてて、受話器を置いてインターフォンを切った。
オートロック 式なので、簡単に部外者はマンション内には入って来られない。
どうかすぐ間違いに気づいて、本来訪ねるべき部屋に行ってよ。
そう願ったのに。しば らくすると今度は直接、自宅玄関のドアのベルが鳴らされた。
誰かここの住人の後にくっついて入り込んできたらしい。何度も玄関のベルが鳴らされたが、出なかった。
しばらくしてベルの音は途絶え、冬美は無理矢理に眠った。
昼前に起きておそるおそる ドアスコープ越しにのぞいたら、誰もいなかった。しかしほっとしたのも、つかの間。 警察が来て管理人が来て、騒ぎになった。
仮に冬美の部屋を1001号室とすれば、1010号室の住人が殺されていたのだという。
被害者はホストで、加害者は恋人のつもり の風俗嬢だった。ソープに売られそうになってやっと、彼の本心に気づいたのだそうだ。
私も殺されかけた、と冬美は警察に訴えた。ドアを開けて人違いだとわかっても、殺されたに違いないといった。
それほどの殺意だったと。あの殺意は男にだけでなく、自分に も向けられていた、寿命が何年かは縮まったと力説した。
捕まった若い女は、部屋をいったん間違えたことは覚えていなかったそうだ。
しかし冬美は、あんな強い殺意を人違いや部屋を間違った、で済ませないでほしいという。
1964年12月5日生まれ
A型
高校在学中の1982年、第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入選。少女小説家を経て、1999年『ぼっけえ、きょうてえ』が選考委員の絶賛を受けて、日本ホラー小説大賞 を受賞。 半生を赤裸々に語るトークや「エロくて変なオバチャン」を自称する強烈なキャラクターが注目を集める。
岩井志麻子【歌舞伎町の怪談】 3/4話
2014.12.16 13:00
|
日刊大衆
ピックアップ PR
ランキング
総合
エンタメ
1
「スタイル良すぎて目の保養」「ナイスバディ〜」村重杏奈、川遊びでの水着チラリショットにファン大歓喜
デイリーニュースオンライン
2
石井杏奈、気品あふれるウエディングドレス姿披露!あまりの美しさに「どんどん綺麗になってる」の声
デイリーニュースオンライン
3
宮本彩希、ヘルシーな色気あふれる美ヒップライン!ツインテール×競泳水着姿に絶賛の嵐
デイリーニュースオンライン
4
「今日も最強に可愛い」「朝から癒やされた」えなこ、美胸あらわな競泳水着ショットでファン魅了
デイリーニュースオンライン
5
「今日も最強に可愛い」「朝から癒やされた」えなこ、美胸あらわな競泳水着ショットでファン魅了
デイリーニュースオンライン
6
「バニーたまらん」「絶品尻」霧島聖子、網タイツ&美ヒップ際立つバニー姿にファン悶絶
デイリーニュースオンライン
7
谷恭輔×平子祐希(アルコ&ピース) 『ルポ・あの日の真実』#7 谷「考察しながら見ていただけると…」
TREND NEWS CASTER
8
松村北斗主演『告白』 【第7話ネタバレ&第8話あらすじ】解禁! 「新場面写真7点」も!!
TREND NEWS CASTER
9
“令和のM字クイーン”紅羽祐美、和室で魅せる大胆ランジェリー姿にファン大興奮「美ボディー過ぎ」
デイリーニュースオンライン
10
「斜め後ろからもたまらん」「いい眺め!」篠崎こころ、超ハイレグ競泳水着の美ヒップカットにファン釘付け
デイリーニュースオンライン