妊娠が発覚すると、喜びとともに、今度は「おなかの赤ちゃん、順調に育ってくれているかな?」ということが気になるもの。特に、35歳を越えての初産は高齢出産(高年初産婦)とされ、さまざまなリスクも増すと言われています。
今は35歳を越えての初産、40歳近くでの初産も珍しくない時代。出産やその後の子育てに関して不安を抱く方は増えています。
そんな中、2013年春に「新型出生前診断」が導入されました。
血液検査でダウン症候群などの染色体異常があるか調べられる検査ですが、興味はあるものの「よく分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、新型出生前診断と知っておきたい大切なコトについてお伝えします。
■新型出生前診断とは?
新型出生前診断の正式名称は、無侵襲的出生前遺伝学的検査(むしんしゅうてきしゅっしょうぜんいでんがくてきけんさ 略してNIPT:non-invasive pretanal test)と言います。
妊婦の血液を採取して、“21トリソミー”、“18トリソミー”、“13トリソミー”の可能性があるかどうかを検査するというものです。
“21トリソミー”とは、ダウン症候群のことです。
“18トリソミー”と“13トリソミー”は、ダウン症候群に比べて症状が重く、無事産まれても一歳を過ぎて生きられるのは一割未満とされています。
新型出生前診断は羊水検査や絨毛検査のように流産のリスクがなく、通常の血液検査と同じ要領でできます。
ただし、検査の結果は“絶対”とは言い切れません。陰性の場合、上記の染色体異常を持っていないということはほぼ確定できますが、陽性の場合は、羊水検査や絨毛検査で確定診断をする必要があります。
また、新型出生前診断で検査ができるのは、上記に述べた染色体異常に関してだけ。他の異常や疾患に関しては分かりません。
■新型出生前診断を受けるには?
新型出生前診断は一般的な妊婦検診の項目には含まれません。受けるには妊婦自身でその意思を告げる必要があります。すべての妊婦が受診できるわけではなく、下記のような条件があります。