【アニメキャラの魅力】技巧の巧!いじられても負けない一途なメガネ男子「真山巧」の魅力『ハチミツとクローバー』

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(C)羽海野チカ / 集英社

 主人公全員が片想いという切ない青春恋愛漫画『ハチミツとクローバー』。東京の片田舎にある美大を舞台に、製作や才能、恋に就活、さまざまなことに悩む男女5人をメインに、羽海野チカ先生らしいこまやかな心理描写と微笑ましいギャグをやわらかなタッチの絵で表現した原作は、アニメ・実写映画・ドラマ化もされた人気作品です。

 「真山巧」は主人公と仲の良い主要キャラクターの一人で、メンバーの中でも特に大人びており、唯一さっさと卒業して社会人になってしまう男性です。面倒見がよく、仲間たちの支えとなるアニキ分な反面、バイト先の上司である未亡人・リカさんに一途な片想いをしていることを、就職先の上司たちにいじりたおされるというかわいい一面も。一見クールなメガネ男子、しかし実はアグレッシブな野心家。今回は、そんな恋のために仕事も一流を目指す男「真山巧」の魅力をご紹介します。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■世渡り上手でこずるい22歳

 人のあしらい方がうまい、と褒められるほどに世渡り上手な真山。外面ばかりよくて他人にいいとこばっかみせたくて、取り繕えなくなったらいつもこわくなって逃げ出していく(山田あゆみ談) 。カッコ悪いところをみせるのを嫌い、のらりくらりとある程度の距離をとって他人と接するのに、仲間はずれはさみしいから嫌い・・・というちょっとめんどくさいやつです。しかし、そんなところを仲間からはいじられ、上司からは若さゆえの青さをいじられ、どんなところにいても、それぞれの場所でそれなりの愛され立ち位置を確立する人柄、本当にに悔しいほどの世渡り上手です。うらやましい・・・。


■「もう俺のこと見んの、やめろ。」

 真山にずっと片想いしている同級生・山田あゆみにむけた台詞です。「俺は変わらない、お前がほかの男を探したほうが早い」と背を向けて冷たく言い放ちます。かなりひどい男と思われそうなシーンですが、本当は顔をみて言う勇気がないから、傷つけるのが怖くてたまらないのです。

 なぜなら、山田はまるで自分のようだから。

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