普通、「割烹」というのは、敷居が高い。 壁に、定番のメニューなんかが白木の札で、品よく飾ってあっても、 値段が書いてないとか、「時価」とか、「うちは、『おまかせ』でやら せてもらってます」というパターンが多い。 しかも、高い。営業マンなら「会社の接待でしか行ったことがない」 という向も多いだろう。なので、デートで「割烹」、というのは、意外 と高い壁なんだ。まあ、大抵、おひとり様コースで、2万円とか。 この壁をあっさり越えられる店が、今回紹介する、銀座(といっても、 8丁目、だから、最寄駅は新橋ですね)の「しまだ」だ。 「割烹」なんて、若い草食系男子は、絶対に足を踏み入れることが できない領域。そこに、若いあの子を誘うんだ。
お誘いの口上
「割烹」って、行ったことある?
そうだよね、ないよね。なんとなくさ、敷居が高くて、で、会席料理の小鉢
が何個も出されて、なんか、作法もうるさそうでね。
でもね、銀座にね、「立ち呑みカウンター高級割烹」というコンセプトのお店
が数年前にオープンしたんだ。ここの店主は、京都や一流ホテルの料理長
を歴任した人で、「一流割烹の味をリーズナブルな価格で楽しんでもらおう」
ということで「立ち呑みカウンター」なんだね。そう、このコンセプトはね、「俺
のフレンチ、イタリアン、、、、」と同じなんだ。
そう、仕掛け人も同じ人なんだ。ただね、お店の佇いは、人だかりが見える
「俺の、、、、」とは、違い、銀座8丁目の裏路地にひっそりと、表札が出てい
るだけ。それと知らなければ、まず、素通りするくらい控えめなんだ。でもね、
出てくる料理は、一級品だよ。