「下の子が生まれた途端、上の子が赤ちゃん返りをして困っている」という話、よく聞きますよね。もう卒業したはずのおっぱいを欲しがったり、取れていたはずのオムツが必要になったり。
でも、赤ちゃん返りは子どもにとって、ごく自然な当たり前の行動です。逆に、それが全くない子のほうが心配なのです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が赤ちゃん返りをしない“いい子”がキケンな理由についてお話ししたいと思います。
■なぜ赤ちゃん返りをするの?
赤ちゃんが生まれると家族や知り合いが集まって、みんな大喜び!
「まあ、かわいい!私にも抱っこさせて」と、赤ちゃんを中心に盛り上がります。
しかし、その様子を見た上の子は「昨日までは自分が話題の中心だったのに…」と、大変ショックを受けます。
3歳くらいまでは、まだまだママを独り占めしたい年頃。
しかし、上の子は弟や妹が生まれた瞬間にお兄さんやお姉さんになることを要求されます。ある日を境に、「お兄ちゃんになったんだから」と言われ、たくさんのことを我慢させられると、弟や妹がママや周りの大人たちの愛情を横取りする侵入者にすら思えてきます。
そこで、「自分も赤ちゃんに戻ってママに面倒をみてもらおう」と考えます。自分に注意を向けてもらうために、おもらしをしたり、わざとごはんを残したりするのです。
そんな時でも、叱らないであげてください。かまってほしいのだけなのです。大変かもしれませんが、赤ちゃんが寝ている間にたくさん抱っこしたり遊んであげることで、心が安定してきます。
■「ママを困らせないで」が子どもを困らせる
下の子が生まれても、最初からママを困らせる行動をしない“いい子”がいます。
もちろん、親からの愛情をたっぷり受けて育った、心の安定した子の場合もありますが、親が無理矢理“いい子”にしてしまった可能性もあるのです。