デジタル端末はどんどん小さく薄くなり、今やお出かけ先どこでも楽しめる時代。親子関係においても、子どもたちといつでも連絡が取れるのは親にとってはこの上ない安心感をもたらしてくれます。
実際、内閣府が行った『平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査』によれば、携帯電話、スマートフォン所持率は小学生で36.6%、中学生51.9%という結果が出ています。また、ちょっとぐずった小さな赤ちゃんにスマホやタブレットの画像を見せるだけで魔法のように静かになってしまうので重宝してしまうママも多いですよね。
ところが、そのような液晶画面、特にブルーライトを子どもたちが長時間見続けることに警鐘をならす専門家もいます。
今回はご自身もママである眼科医の松村沙衣子先生に取材した内容を参考に、液晶画面がもたらす子ども達の眼への悪影響についてお伝えします。
■液晶画面が及ぼす子どもへの3つの弊害
松村先生によれば、液晶画面が及ぼす子どもへの弊害として、以下3つが挙げられるそうです。
(1)VDT症候群
“VDT症候群”とは聞き慣れない言葉ですが、パソコンなどのディスプレイ(VDT=ヴィジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を長時間見ることにより、目や身体、心に影響の出来る病気の総称で、別名「IT眼症」とも呼ばれています。
視界のぼやけ、ドライアイや目の疲れに加えて、身体的には肩こり、背中の痛みや手のしびれ、めまい、吐き気などの症状が出たりすることもあります。また、イライラや不安感、うつ症状にもつながることもあるそうです。
(2)近視を誘発する
液晶のブルーライトは波長が短く散乱しやすい特徴があり、そのためピントのずれが生じやすくなります。また近くでゲーム機器や携帯画面を見ている状態は、目の中にあるレンズを厚くさせる筋肉が常に緊張している状態となり、長時間続くと近視を誘発する恐れがあります。
(3)睡眠障害
強い光を見ることによって、それがたとえ夜の時間帯でも、脳は「今は明るいから昼間だ!」と勘違いするそうです。