CO2排出量を2,800トンも抑えられる!? 建設予定の「木造高層ビル」…環境かそれとも安全か

| FUTURUS
CO2排出量を2,800トンも抑えられる!? 建設予定の「木造高層ビル」…環境かそれとも安全か

オーストリア・ウィーンで建設予定のビルは、完成すれば“ある意味”世界一高い建物になる。

アメリカのニュースサイト『the gardian』によると、予定されているビルの高さは84m。世界第2位の高さを誇る東京スカイツリーが634mだから、一見たいしたことないのでは? とも思えてしまうが、問題は使われる材質。なんと、全体の76%に“木”を使うというのだ!

HoHoプロジェクトと名付けられたこの計画、要は“世界一高い木造高層ビル”を作ろうというものだ。建設予定地はウィーンの『the Seestadt Aspern area』、現在ヨーロッパで最大級の都市開発区域のひとつだ。

建設は、地元の建築家グループが担当。完成すれば、ビル内にはオフィスや住居、ホテルやレストランにフィットネスセンターなどが入る予定だという。


■ CO2排出量を2,800トンも抑えられる!?

76%に木材、残りはコンクリートを組み合わせて作るというこのビル。さすが芸術の都ウィーン、見た目にもこだわっているのか? と思いきや、木を使う一番の目的は“環境への配慮”なのだそうだ。

プロジェクト開発者のキャロライン・パルフィ氏によると

木は環境を考慮した場合には完璧な建築用素材です。200年以上前から使われていますが、現在でもこれほど完璧な素材はないですね。

このビルでは全体の76%に木材を使うことで、同様の建物を全てコンクリートで作った場合に比べ、2,800トンのCO2削減につながります

CO2排出量“2,800トン”は、クルマが約40キロの距離を1,300年間毎日走った場合に出す量と同じ。しかも、木は大気からCO2を吸収してもくれる。それらの点で、ビルの素材は“木が最高”なのだという。


■ 安全面に憂慮する消防署

いいことずくしのように思えるこの計画だが、地元の消防署は難色を示している。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー