スタンフォード大学が温室効果ガスを半減するシステムを構築

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スタンフォード大学が温室効果ガスを半減するシステムを構築

再生可能エネルギーの活用のためには、周囲の自然環境を最大限に生かすことが重要なのだろう。この試みは、日照時間が長く、活用できる土地が比較的広いカリフォルニアのメリットを生かしているといえるかもしれない。

アメリカのスタンフォード大学が構築した新しいエネルギーシステムによって、同大学のキャンパスでは温室効果ガスの排出量を68%、化石燃料の消費量を65%カットすることが可能になるというのだ。


■ キャンパスとは別に発電所を設置

アメリカ・カリフォルニア州にあるスタンフォード大学が、Stanford Energy System Innovations(SESI)と名づけた新しいエネルギー・システムを構築した。同大学がウェブサイトで紹介している。これは二酸化炭素の排出量を年間15万t削減するというものだ。この数字は道路上から3万2,000台分の自動車を削減することと同等だという。

また、カリフォルニアでは近年水不足も深刻化しているが、このシステムは水の消費量も15%減らすことができる。

そのSESIの概要を紹介しよう。まず、スタンフォード大学は、太陽光発電の企業SunPower社に依頼し、カリフォルニアの約300エーカーの土地に、最大68メガワットの太陽光発電施設を建築した。稼働するのは2016年からを予定している。

さらに、大学のキャンパスの屋上にも合計約5メガワットの太陽光パネルを設置した。これらによって、大学で消費する電力の53%が太陽光によってまかなわれることになる。

残り47%はカリフォルニアの通常の送電網から供給されるが、カリフォルニアの発電量の4分の1は再生可能エネルギーなので、スタンフォード大学が使う電力のうち約65%がクリーンエネルギーになるというわけだ。

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