QOLとは”Quality of Life”の略で、”生活の質”を意味します。日本でQOLというと、介護などが必要なお年寄りの生活の質向上の取りくみが知られていますが、私達の日常、ましてや子供のQOLについては、あまり語られることはありません。
でも、様々なストレスにさらされている今の子供達の生活の質のケアは、とても大切なこと。
今日は、簡単にできる子供のQOLアップのコツを、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者・佐藤めぐみがお伝えします。
■「生活リズムが良い」とストレスや不安が軽減する
家族の生活の質の良し悪しは、日々のルーティンや生活リズムが大きなカギを握っていることが分かっています。つまり、QOLアップは、「何をやっているか」よりも、「リズムよく行われているか」の方が大切。
例えば、「土曜日の朝に○○する」とか、「金曜日の帰り道は○○に寄る」など。なぜ、”内容”以上に”リズム”が大事なのでしょうか? それには”不安感”が関係しています。
私達にときどき訪れる”不安感”。これは、先々が予測できないことで起こりやすいことが様々な研究で分かっています。不安はわけもなく湧き出てくるものではなく、「先が見えない!」と感じると発生するのです。確かに、この感覚なんとなく、分かりますよね。
ましてや子供達は、大人とは違って、カレンダー、時計、スケジュール帳などの管理ツールを使って動いていません。特に小さいうちは、ママから言われて初めて知ることが大半です。つまり、次に何が起こるか分からない状況が大人以上に多いのです。それを解消するのが、リズム。
生活の中のお約束的なリズムは、子供のストレスや不安を軽減することに役立ちます。さらには、大きくなってからの非行や問題行動のリスクを下げる役割も果たすのだそうです。育児書に「生活リズムを整えましょう」というのは、こういう意味もあるんですね。生活リズムが整えるということは、子供に予測可能な世界を作り出してあげることなんです。
■スケジュールがギッシリはNG!
一方、親が子供のスケジュールを管理し過ぎることでの弊害も心配されています。