NASAは積極的に一般のひとの力を借りようとしているようだ。いつからそうなのかはわからないが、双方向の交流が非常にやりやすくなった現代では有効な方法だろう。以前も当サイトで、小惑星発見イベントを紹介したが、今回はより専門的だ。
NASAが有人火星探査のための各種ソリューションを募集している。求められているのは夢物語的なアイディアではない。ガチだ。
■ 火星旅行に必要な要素を開発せよ
NASAは現在、火星有人探査のミッションを計画している。それにともなって、宇宙開拓に必要な要素のアイディアの一般公募を開始した。たとえば、シェルター、食料、水、呼吸するための空気、通信、エクササイズ、社会的な交流そして医薬品といったものだ。
しかし、むしろそういった既存の例を超えるような革新的で創造的な要素こそが求められているともいえる。
参加者は、技術的に可能で、経済的に持続可能で、地球からの手助けが最小限で済むようなシステムやオペレーションを記述してNASAに送る。NASAは3つの賞を用意していて、賞金は5,000ドルから。用意される賞金総額は1万5,000ドルになる。
■ 地球からの補給はあてにできない
NASAの有人火星探査プロジェクトはすでにはじまっている。軌道上からの火星観察、そして火星表面の探査に加えて、国際宇宙ステーションでは、人体に与える影響が研究され、次世代のロケットや宇宙船の開発も行われている。
火星に向かう宇宙船で運べるものの重量や大きさは限られる。そして、最低でも500日間は地球からの補給はない。有人火星探査には、地球の資源から独立した革新的な手法が必要になる。