皆さんが春の訪れを感じる食材には、どのようなものがあるでしょうか?日本では、タケノコや山菜、フルーツだと鮮やかな赤いイチゴなどを「春の味覚」と感じる方が多いかもしれません。
ではヨーロッパの人々が、春に待ちわびる食材は?というと、何といっても代表格は「生のホワイトアスパラガス」です。
日本では「アスパラガス」と聞くと、日本の市場に並ぶアスパラガスの9割ほどが「緑」でもあり、連想されやすいのはグリーンアスパラガス。
「ホワイトアスパラガス」は生産されていますが、缶詰用が多く、年中購入できるもの。「ホワイトアスパラガス」=春というイメージを少し意外に思われるかもしれません。
でも実はヨーロッパでは、「アスパラガス」の生産量の約7割近くが「ホワイト」かつ「生食用」で占められています。
日光を一杯浴びて育つグリーンアスパラガスに対して、「黄金のホワイト」と称される美しい色を保つため、土を盛り日光が当たらないように大切に栽培されます。そして春直前から春に収穫されるのです。これ故、春を感じさせる貴重な食材なのです。
またもちろん、季節限定である珍しさだけではなく、その独特の「味」も人々の心を惹きつける要因です。
ホワイトアスパラガスを一口噛むと、フワリと優しい匂いが立ち込めます。そして次に続くは、奥底に多少の苦みを感じさせつつも、ほのかな甘みを持つ栄養たっぷりの溢れんばかりのジュース。身体が、新鮮なアスパラガスのジュースで浄化されていく感覚です。
こうして大人気の「ホワイトアスパラガス」。春が来ると、新聞やテレビでは、「今年最初のアスパラガス収穫!」や「今春のホワイトアスパラガスのテースティングパーティ」といったニュースでにぎわいます。