天候が安定している5月に運動会を開催する幼稚園や小学校が増えてきているようですが、運動会のクライマックス“かけっこ”は親も子も盛り上がる人気競技の一つですよね。走り切って1等になった子はメダルを手にして大喜びしています。
しかし、その一方でかけっこが苦手な子は参加賞しかもらえません。
我が子がかけっこで活躍できない場合、「1等賞の子はいいけど、足が遅い我が子は失敗体験になって可愛そう。こんな思いさせたくない」と感じているママもいることでしょう。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が子どもを競争させることの必要性についてお話ししたいと思います。
■競争しないと「心が折れやすい子」になる
我が子と他の子を比べられ、優劣をつけられたくないと思うのは、当然の親心ではあります。けれども、実際の世の中は競争社会です。あと数年もすれば、小学校で成績を付けられて評価されるようになります。
少し前の“ゆとり教育”の時代、かけっこ自体を実施しない園や順位をつけない園がありました。転んでしまった子や足の遅い子をみんなで拍手して応援するならまだしも、“みんなで一斉にゴールする”のは、もはや競技ではありません。
こんなことをしていると、競争すること自体を避けるようになり、新しいことにチャレンジする意欲が湧きません。その結果、心が折れやすい子どもになってしまう場合もあります。
これは運動会に限った話ではありません。いい作品があっても、そうでもない作品を描いた子に配慮して、優秀作品を選ばないようなお絵かきコンクールも悪しき平等主義の例です。
■「競争に負けた子=ダメな子」ではない
順番や競争があるのは当たり前のことですが、その競争に負けたからといって子どもがダメな子ということではありません。