考古学や天文学の常識は、やみくもに信じないほうがいい。研究が進むと簡単に変わるからだ。NASAが、“宇宙でもっとも明るく光り輝く銀河”を発見したと発表した。しかし、この発見は、それだけで終わるものではないようだ。NASAのウェブサイトではこの発見によって新たに出てきた謎が解説されている。
■ この銀河にはブラックホールがあるらしい
NASAが運用しているWISE(広域赤外線探査衛星)が、太陽の300兆倍以上の明るさで輝いている銀河を発見したという。これは、いままでのところ最も明るく光っている銀河で、WISEによって発見された新しい種類の天体『ELIRGs(extremely luminous infrared galaxies=極端に明るい赤外線天体)』に分類される。
「このまばゆい光は、この銀河のブラックホールからの噴出によって出てきているものかもしれません」と、この論文の筆頭執筆者であるNASAのジェット推進研究所のChao-Wei Tsai氏はいっている。
この『WISE J224607.57-052635.0』と名づけられた明るい銀河には、巨大なブラックホールがあり、そのブラックホールがガスやその他の物質を強力に吸い込むために何百万度もの高温になり、高いエネルギーを持った可視光線や紫外線、X線を出しているのかもしれない。
そして、その光線が周囲のチリに当たることで、チリを温め、赤外線を放出させているのではないかという。
■ 巨大すぎるブラックホールの謎
銀河の核に巨大なブラックホールがあることは珍しくない。しかし、宇宙のこれほど後方で、このような大きいものを見つけるのは珍しい。というのは、この銀河からの光は125億年かけて飛んで来ているので、天文学者が観察しているのは125億年前の状態である。それなのに、ブラックホールはすでに、太陽の数十億倍もの質量になっている。
「西洋医学×漢方×手相」という異色アプローチ 標準治療では救いきれない患者と”科学的根拠”の境界線
TREND NEWS CASTER
「個人が変わっても組織が変わらない」のはなぜか? エグゼクティブ・コーチングの盲点を突く「社長+幹部一体型」の勝算
TREND NEWS CASTER
なぜビル清掃予算は「30〜55%」も消えるのか?多重下請け構造の限界 ――多重構造の無駄を省いた「科学的清掃」の勝算
TREND NEWS CASTER
「受診者が最大3倍に」150円の自己負担でも断る人が皆無だった理由 ――がん検診の「心理的ハードル」を下げる環境整備
TREND NEWS CASTER
なぜ都市部で「園庭を知らない子ども」が増えているのか? 私立保育所の7割が園庭なしの危機と、幼児教育が向き合う「体験格差」
TREND NEWS CASTER
なぜ「AI PC」はビジネス価値に転換しきれていないのか? ――クラウドの課題を克服し、ローカル処理が迫る「業務基盤の再設計」
TREND NEWS CASTER
AIとロボティクスの融合がもたらす創薬プロセスの「最前線」 新薬開発における自動化と人間の役割
TREND NEWS CASTER
ブームに沸く「一棟貸し」で、いま勝ち残るビジネスモデル ――1000坪の古民家再生にみる、地方宿泊のニーズ変化と運営のリアル
TREND NEWS CASTER
なぜ夏は朝から疲れているのか? 猛暑・熱帯夜に負けないための睡眠対策とケアの視点
TREND NEWS CASTER
住宅リフォーム「価格だけで選べない」時代の到来――進む“シンナー不足”と業界の新たな課題
TREND NEWS CASTER