「身体は冷やしてはいけない。温めることで健康になれる」ということは、もはや一般常識と言っても過言ではありません。
もちろんアーユルヴェーダでも、身体を冷やすことは消化に悪く、様々な不調をもたらすと考えられています。
しかし、そんなアーユルヴェーダでも“温めてはいけない部位”があるのです!
今日はヨガインストラクターでアーユルヴェーダアドバイザーの筆者が、正しい身体の温め方についてお伝えします。
■目を温めてはいけない!?
身体のほとんどの箇所は温めることでより健康になれると考えらえていますが、目だけは別物です。疲れ目などは、温めることで緊張がほぐれ、リラックスすると思われがちなのですが、アーユルヴェーダではそうではないのです。
アーユルヴェーダでは、この世界は地・水・火・風・空という5大元素で成り立つとえられています。そして、私たちの身体もこの元素を基本としたカパ(水・地)、ピッタ(火・水)、ヴァータ(風・空)の3つの要素から成り立っているのです。
身体の部位にもそれぞれ3つの要素が存在しており、火の元素を含むピッタが存在する場所には熱が宿りやすいと言われています。
目はそのピッタの領域。もともと熱があるところを温めると、さらに熱を持ってしまうため、熱すぎて不調を引き起こす原因にもなるのです。
このような理由から、アーユルヴェーダでは目は温めてはいけない場所と言われています。
■夏は目を「ギー」で冷やしてリラックス!
特に夏場は気温が上がりますので、火の要素であるピッタがさらに体内で燃え盛るように上昇します。このような状態で、疲れた目を温めてしまうと、さらに火を強めてしまい逆効果。
こんな時には、逆に目を冷やすことで燃え盛った火が沈むようにリラックスできます。保冷剤や濡れタオルなどを使っても良いのですが、発酵バターから作る万能オイル“ギー”を目に垂らしたり、まぶたに塗ると良いでしょう。
ギーは冷えていなくてもクールダウンさせる不思議なオイル。体内に熱がこもりやすい夏場や、イライラしたり、精神的に不安定な時にもオススメです。