ジャケットの襟をさっと撫でる。ジーンズの腰をタップする、テーブルクロスをスワイプする。こんなさりげない動作でスマートフォンや家電が操作できるようになりそうだ。
つまり、布が新たなインターフェイスとなろうとしている。
Googleの研究開発組織ATAPは、『Project Jacquard』というプロジェクトで、布をインターフェイスにする技術を開発したのだ。
もう、スマートフォンも家電も、布から操作できる時代がやってきた。
■ タッチスクリーンのように使える布が登場
『Project Jacquard』は、布の中に、タッチスクリーンと同様の働きをするセンサーを埋め込む技術だ。
しかも、特殊な糸を織り上げるだけであるため、安価に大量生産できるのだという。
布には、いかにも操作できそうなグリッド上が見えるものから、全く普通の布にしか見えないものまで作れる。
この布で作られた服を着ていれば、例えばジャケットの袖をなぞるだけで、スマートフォンの着信音をオフにしたり、音楽の切り替えもできるようになる。あるいはテーブルクロス上でタップするだけでテレビを付けたり、照明を暗くすることもできるようになるだろう。
布は、綿、ポリエステル、絹などが利用できるという。しかもセンサーは、指の動きだけでなく、圧力も感じ取ることができる。