今、子どもの迷子ひもが、物議をかもしているようですね。「ペットみたい」「動物みたい」、「虐待に見える」などが反対の声として挙がっているようです。
迷子ひもの発祥は、中世ヨーロッパにまでさかのぼるのだとか。当時の貴族の絵画にひもにつながれた子どもが登場するというのです。
今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、“迷子ひもを使うという選択”についてお話します。
■子どもの動きは予測不可能!
おそらく、大勢の子ども達を見ている保育士や幼稚園の先生達で、迷子ひもに反対する人はほとんどいないのではないかと思います。
それは、いろいろなタイプの子ども達を見てきているからです。
大人しくて親の言うことをしっかり聞く素直な子ばかりではありません。ちょっと目を離すと、どこかへ行ってしまう子や、ジッとしていられない子、良く言えば好奇心が旺盛とも言えますが、目が離せない子って必ずいます。
また、日頃おとなしい子でも、何か自分の興味を引くものが目の前に現れれば、周りが目に入らなくなってしまうこともあります。
子どもの動きはまったく予測できないのです。
ですから、保育所などでも子ども達を外へ連れ出す時は、電車ごっこのようにひもを持たせるとか、安全なところまでは子ども用のカートに乗せて行くということも多いのです。
■日本でも増えてきている子どもの誘拐事件
迷子ひもは、子どもが勝手にどこかに行って迷子になってしまわないように使われるのはもちろんですが、まだ、周りを見て危険を察知することが難しい子どもが、いきなり道路に飛び出したりするのを防ぐ目的もあります。
また、アメリカでは、誘拐など子どもが犯罪に巻き込まれるのを恐れて使用することもあります。公園で遊んでいても、親が目を離したスキに誘拐されてしまうなんてことがあるのです。
身代金などの金銭目的だけでなく、性的異常者による犯罪や、中には子どもを人身売買目的で誘拐するケースもあるのです。