いよいよ夏のボーナスシーズン。このタイミングで貯蓄や投資について考える人も多いかと思います。そのボーナスも心理的にどのように捉えているかで活用できている人とそうでない人の差が出ています。
お金の扱い方には感情や心理が大きく影響しているため、お金に対する心理状態を知ることが貯蓄、投資上手になる第一歩。
そこで今回は、お金の心理のひとつ“心の会計”について、ファイナンシャルプランナーの筆者がお伝えします。
■心の会計とは
私たちの意思決定や選択に影響を与える行動経済学の考え方です。メンタルアカウンティング、心の家計簿とも言われており、お金をその入手方法や使途などに応じて心理的に分類し、扱い方を変えていることを言います。
例えば、あぶく銭は身につかずと言われていますが、宝クジが当たったというような臨時収入は、ついつい大切に扱わずに使ってしまうようなことがありませんか?
コツコツ500円玉貯金で貯めたようなお金と客観的な価値は同じはずなのに、心の会計が無意識に“苦労して貯めたお金”と“棚ぼたの臨時収入”というように分類をして、価値を変えてしまっているのです。
このお金の心理的な分類によって、預貯金があるのに高い利息を払って分割払い(ローン)をしてしまうなどの非合理的な行動が引き起こされ、場合によっては損をしてしまうことがあると言われています。
■心の会計を貯蓄に活用しよう!
心の会計は、損を生むこともありますが、使い方によっては、貯蓄の大きな味方になります。
例えば、児童手当。普段使いの口座に入金されることで他のお金と一緒に家計の一部になり、いつの間にか消えてしまってはいませんか? このお金を子どものためのものと心の会計でしっかりと分類ができている人は、別口座で管理をするなどして、家計の一部としてのお金でなく、教育資金という名前でお金が貯まっていきます。
お金に名前をつけて、目的別に貯めるべきというのは、この心の会計を活用しているということなのです。
また、ボーナスは、臨時収入としているのか年間の収入の一部としているのかで扱い方が違ってきますね。