日本は、様々な先端技術が生活に組み込まれた、世界でも有数の「ハイテク」な都市を持つ一方で、古代から引き継がれた伝統・文化や美しい自然を保ち、良い意味で不思議な共存を実現している国と言われることがあります。
この日本の古き良い伝承として、日本書紀や古事記など、1300年近くも前に完成されたとされる日本神話があります。この中の1つに、様々な神々を従えて、邇邇芸命(ににぎのみこと)が、「筑紫の日向の高千穂」という場所に天下ったとのお話があります。
この「高千穂」を巡っては、宮崎県北西部の高千穂町か、南部の鹿児島県境にある高千穂峰を指すのかで、今も学者間で論争が続いているようです。とはいえどちらも、日本の古代伝説にまつわるとされる場所があり、今も神秘的なオーラを放ち続ける土地です。
そこで今回は、この大自然に囲まれた神秘的なヒーリングスポットの1つ、高千穂峡およびその周辺をまわってみましょう。
この高千穂峡の起源は、約27~9万年前に続いた、阿蘇火山群によるカルデラ形成期に遡るとされています。当時幾度となく起こったと言われる大規模な噴火により、広範囲に大量な火砕流が流れ出ました。
この火砕流が、熊本県や宮崎県を流れる五ヶ瀬川にもやってきました。そしてこの川の上流部に流れ込み、高千穂峡のあたりが出来上がったとのことです。