『人生ドラクエ化マニュアル』(JUNZO著、ワニブックス)の冒頭には、次のような一節があります。
「『人生ドラクエ化マニュアル』は、あなたの人生をドラクエのような、血湧き肉躍る冒険ゲームに変えてしまう、非常に危険な書物である。」
危険かどうかは別としても、つまりは不安をワクワクドキドキに変換できるようになれば、人生を楽しめるようになるというポジティブ思考です。
第4章「人生のゲームルール ~ルールを味方につけ、ゲームを楽しめ!~」から、「1009回ダメでも1010回目で当たりを引けばOK」に焦点を当ててみましょう。
■人間世界のほとんどが偶然!
人間世界のほとんどが、偶然に決められるもの。たとえば現実世界で偶然に支配されているものとして、著者は以下を例に挙げています。
・自分の誕生日時(ゲームスタート日時)
・死亡日時(ゲームオーバー日時)
・属性(性別、容姿、能力、性格、嗜好、出生国、名前)
・他のプレイヤーとの出会い(親、兄弟、友だち、恋人、結婚相手、上司、部下など)
・発生イベント(常に偶然生成される。事前シナリオなし)
また、敵との戦闘の際も偶然の要素が大きく関わるといいます。
■いい目が出るまで降ればよい
そして、これらのうち、何度もサイコロを振って変更可能なのが、“他のプレイヤーとの出会い”、“発生イベント”、“敵との戦闘”。
でも、サイコロはいい目が出るまで何度でも振れるのに、実際には振りもしないで、あるいは数回しか振っていないにもかかわらず、「自分には運がない」とぼやく人も多いとか。
そこで活用したいのが、“無限回サイコロ振ってOKルール”です。
変更可のものは、当たりが出るまで何回でもサイコロを振ってもOK。そしてこのルールの活用法は、次のとおり。
・“自分の誕生日時”、“死亡日時”、“属性”は、いくら考えたところで変えられないもの。だから、これらには意識を向けない。