人間は“仲がいいほどケンカする”ものです。特に気心の知れた兄弟はよくケンカしますよね。ママがどちらか一方だけの肩を持ったり、えこひいきしたりすると、味方されなかった子は被害意識を持ってしまうことは皆さんよくご存じだと思います。
でも、親が兄弟平等に分け隔てなくしているつもりでも、下の子が生まれるとどうしても上の子への要求度が高まり、ガマンさせていることも少なくありません。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、上の子に被害者意識を持たせないための接し方とケアについてお話しします。
■1:「●●なんだから譲ってあげなさい」絶対言ってはいけない
子どもがちょっと大きくなると、毎日のように兄弟ゲンカが起きることがあります。おもちゃを貸してくれないとか、おやつを取られたとか……。基本的には些細なことがきっかけですよね。
でも、そのケンカに対して「兄弟(姉妹)なんだから、もっと仲良くしなさい!」と言っていませんか?
親としては「たった二人の兄弟なんだから仲良くしてほしい……」と思うものですが、兄弟を作ったのはパパとママの判断。子どもが望んでそうなったわけではありません。もしかしたら「一人っ子が良かったのに……」と思っているかもしれません。
また、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、譲ってあげなさい!」は絶対ダメなNGワード。長男長女に生まれたのは子どもの選択ではありません。たまたま先に生まれただけで叱られても、上の子は納得できません。
このように、子どもの力では変えられない事実を理由に叱ることは、“理不尽”としか言えないのです。
■2:上の子に「年上のメリット」を感じさせる
そうは言っても、上の子と下の子を同じ基準で叱ったり褒めたりすることはしつけを考える上で問題がありますよね。
やっぱり上の子だけにガマンさせなければいけないのかというと、実はそうではありません。上の子には年上であることの“メリット”があるのです。これを上の子に感じさせることが大切です。