睡眠時無呼吸症候群(SAS)という症状がある。寝ているときに、気道が塞がり呼吸が止まってしまう症状だ。
この睡眠時無呼吸症候群は心臓病や高血圧、不整脈、脳血管障害など様々な恐ろしい合併症を招くとされているが、その様な合併症がなくても、睡眠不足による交通事故なども引き起こす危険がある。
この睡眠時無呼吸症候群にはCPAPという治療法がある。しかし大がかりな装置を顔に取り付けねばならないため、1年もすれば半分の人達が挫折してしまうらしい。
つまり、睡眠時無呼吸症候群には悩まされているが、CPAPによる治療はまっぴらだ、という人がかなりいると想像できるのだ。
この想像を裏付けるかのように、クラウドファンディングの『Indiegogo』に登場した『Airing』というマイクロCPAP治療器に圧倒的な期待が寄せられている。なんと資金調達率は756%に達しているのだ。
■ 電源ケーブルもチューブもないマイクロCPAP治療器
今のところ、睡眠時無呼吸症候群を治療するにはCPAPを使用することが一般的だが、この装置は大がかりだ。
鼻から強制的に空気を送り込むために、大きなマスクを顔面に固定し、本体との間には掃除機のホースのような太いジャバラのチューブで接続される。
そのため、一度寝る体制になったら自由に動けないし、顔面への違和感は大きい。この違和感のせいでかえって睡眠不足が悪化する人もいるくらいだ。
しかも本体の作動音が大きいため、一緒に寝ている人の睡眠まで妨げてしまうことがあるという。つまり、問題だらけなのだ。