のんびりした人の方が神経質な人に比べて記憶力が良いことが判明(世界共同研究)

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のんびりした人の方が神経質な人に比べて記憶力が良いことが判明(世界共同研究)

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 ウッディ・アレンは、自分の映画の中で神経質な人を魅力的に描いてきた。神経科学の世界では、神経質なことはあまり良くないことが多いようだ。

 神経質な性格な人は、不安や心配を抱えやすく、うつになる可能性がある。ささいなジレンマを大きな脅威や挫折としてとらえ、気分が変わりやすい双極性障害になりやすく、怒りや恐怖、不安や嫉妬など否定的な感情に陥りやすい。新たな研究によると、のんびりした人のほうが神経症的な人よりも記憶力が良いということがわかった。

 ニューヨークのマウント・サイナイ・アイカーン医科大学の研究者が、イギリスやスイスの研究者と共同で研究論文を発表した。彼らの目的は、人の人格と脳の柔軟性の関係、つまり新たなことにうまく適応するために脳が変わることのできる能力、脳がより賢く成長できる能力についての調査で、まずは神経質な人に注目した。

 一般的に神経質な人はなんでも物事を面倒にとらえてしまう。その性質については知られているが、それがどんな影響を及ぼすのか、メカニズムについてはまだわかっていない。

 40人の成人に記憶テストをやってもらい、そのときの脳の活動をMRIで調べた。パソコンのスクリーンに出てくる連続した文字を見て、前に出てきた連続文字と一致している文字を答えるテストだ。それから、NEO PI-Rという心理テストをしてもらい、神経質性、外向性、新たな経験に対する許容度、同調性、誠実度など、5つのおもな人格タイプを調べた。

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 おもしろいことに、神経質な傾向が高い人ほど記憶テストの成績が良くなかったことがわかった。なんでも心配する傾向が強いことが理由ではないかという。誠実度の高い人は成績が良く、しかも早く完了することができた。
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