20年にわたる調査で判明!将来子どもに本当に必要なスキルとは (2/3ページ)

Suzie(スージー)

25歳までにフルタイムの職を見つける確率も、そうでない場合にくらべ46%増加していました。

また、この評価が1ポイント減ると、その子が将来、25歳までに罪を犯し逮捕される可能性は67%も増加し、25歳までに(低所得者向けの)公共住宅に申し込んでいる確率も82%も高まっていたのです。

つまり、子ども時代に社会的スキルを身につけることが、将来のよりよい人生に直結しているようなのです。

■思いやりある子に育てることの効果とは

この調査は、ペンシルベニア州立大学を含む4つの大学が共同で行った「ファストトラックプロジェクト」に参加した子どもたちが対象になっています。このプロジェクトは、人種や家庭の経済状況など、さまざまなリスクを抱える子どものための特別プログラム。そのため調査結果も、そうしたリスクに影響を受け、振り幅が大きめなようです。

とはいえ、幼いころの気質が将来に大きくかかわっているという調査結果は、子どもを育てていく上でかなり重要なヒントを提供してくれていると思いませんか?

調査に携わった研究機関の主任研究員、デーモン・ジョーンズ氏はいいます。「この調査とほかの研究とを組み合わせると、子どもたちの社会的スキルを高める手助けをすることが、将来の成功のチャンスを拡大させているといえます」

幼い子ども時代にいかにコミュニケーション能力や協調性を身につけさせるかは、幼児教育の現場でこれまでも重視されてきた大きなテーマ。長い間研究され、たくさんの書籍が出版されていますし、保育士さんたちのノウハウ蓄積もあります。それらを活かせば、わが子の将来をよりよい方向へと導くことができるというわけです。

ジョーンズ氏は、「社会的、感情的なスキルは磨くことが可能です。そして今回の研究で、そのスキルは幼児期に簡単な方法で測ることができると証明されたのです」と話します。

わが子が思いやりのある子になるように心を砕くことが、子どものよりよい将来のための第一歩なのかもしれません。

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