インドネシア・低価格スマホ戦争 「100ドル機種」とスマートシティ構想の関係 (2/3ページ)

FUTURUS

ところが、そのBBMが他のOSへの互換を認めてしまった。AndroidやiOSでも、アプリをインストールすることによってBBMの利用ができるようになった。この瞬間、BlackBerry機種はその存在意義を失ってしまう。もともと「クラッシュが頻繁に起こる」というクレームがあった製品だ。そのシェアはたちまちのうちに縮小した。

BlackBerry弱体化によってできた穴を埋めたのは、案の定Android機種だった。互換性に優れたOSは、こういう激動期に強みを発揮する。インドネシアのスマホ市場は短期間のうちに様変わりし、同時に同国のIT情勢も新しい時代を迎えた。


■ 歓迎されたAndroid

Android機種の台頭は、実はインドネシア政府にとっても朗報である。

その理由は、自国の携帯電話メーカーの成長を促すことができるからだ。OSの互換を完全にクローズしているiOSやBlackBerryは、言い換えれば「新興メーカーにとっての障害」である。だがOSのライセンスを気前良くばら撒いてくれるGoogleのような企業があれば、まったく無名のメーカーでも市場に乗り出すチャンスはある。

それと同時に、Android搭載機は結果的に機種の製造コストを自由に設定できるという効果もある。500ドル以上のハイエンド機から100ドル程度のローエンド機まで、Androidは市場のニーズに合わせることが可能だ。そしてインドネシアでは今、100ドル前後の価格のAndroid機が「戦争」を起こしているのだ。

100ドルといえば、日本円では1万2,000円を少し超える程度だ。そのクラスのスマホでまず求められるのは、「通信速度の快適さ」である。

「インドネシア・低価格スマホ戦争 「100ドル機種」とスマートシティ構想の関係」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る