榎木孝明「UFOを地球に呼べる」謎の発言連発に“不食”の影響を懸念する声も (2/2ページ)

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 果たして、榎木はどこに辿り着いてしまうのか──。そう考えた時に、思い当たるのがスピリチュアル系俳優の偉大な先達である、故・丹波哲郎である。『丹下左膳』や『Gメン’75』で知られる丹波も、ハードボイルドな役柄をこなしながら、心霊学や霊界の研究に没頭し、ベストセラーとなった『丹波哲郎の大霊界』と筆頭に多数の著書を残し、さらには自身が製作、企画、原案、脚本、総監督、出演と一人六役を務めた怪作『丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる』という映画も作っているほどに、スピリチュアルの世界に傾倒していたことで知られる。

 自らが演じる硬派なキャラと真逆の方向性である“霊界の宣伝マン”というもう一つの顔を持っていた丹波は、その特異なキャラクターを受け入れられ、心霊番組などのバラエティに心霊の専門家として出ることも多々あり、人気を博した。榎木も、ともすればこのようなキャラクターとして認知され、丹波2世としての道を歩んでいくのかもしれない。

 ちなみに、宗教にまったく興味を持っていなかったという丹波が霊界の研究に没頭したのは、癌を患った友人が苦しみ、死を恐れて取り乱しながら亡くなった事で、人をここまで恐れさせる死とは何なのか、どのようにしたら見苦しい死に方をしないですむのか、を深く考えるようになったのがそのきっかけだという。

 榎木も30日間の不食生活の果てに、“向こう側の世界”を覗いてしまったのだろうか。彼の今後の活動から目が離せない。

(取材・文/阿佐美UMA)

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