有名だけど儲からない?NISAに「高値の株」が向かない理由2つ

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有名だけど儲からない?NISAに「高値の株」が向かない理由2つ

『NISA』の認知率は8割弱と2年前に比べ大きく増加していますが、『NISA』口座を保有している人は20.5%、実際『NISA』口座で投資を行なっている人は13.5%となっています。

今回は『NISA』のおさらいを兼ねて、『NISA』口座で株を取引する際の注意点などをファイナンシャルプランナーの筆者と共に見ていきましょう。

■まず『NISA』って何?

2014年から開始された『少額投資非課税制度』のことです。

株式投資の売買益や配当金には通常20.315%の税金がかかりますが、『NISA』口座で取引すると税金は0です。

1年100万円までの取引が可能で、日本に住む20歳以上の方なら口座が開設できます。

非課税の期間は開始から5年間。2014年に開設した口座は2018年まで非課税となります。

『NISA』の制度自体は2023年までとなります。

■『NISA』に値段が高い株は向かない理由(1)

『NISA』には1年100万円までの取引という制限があります(売買手数料は含まない)。このことから1銘柄100万円を超える株は買えないということになります。

では、100万円以下の株ならなんでもよいのかと言えばそうではありません。

例えば、

・2015年の1月に1銘柄100万円の株を購入

・2015年の8月に110万円で売却

・税金は0なので利益は10万円(売買手数料は考えない)

ということになります。

この場合は利益が出たのでよかったということになりますが、“『NISA』の枠は復活しない”ので2015年に関して言えば投資できる枠がなくなったということになります。

■『NISA』に値段が高い株は向かない理由(2)

100万円を出さないと買えない株というのは優良銘柄が多いと考えられます。しかし、優良銘柄と言っても必ず利益が出るとは限りませんし、買う時期によっては損が出ることも考えられます。

そもそも株式投資は“分散”が基本です。

せっかく1年100万円という枠があるのですから1銘柄100万円、または100万円近くする株を買うのではなく、100万円で数銘柄を買うという風に考えた方がよいでしょう。

トータルで利益が出ればOKだと考えます。

■『NISA』では何より「損を出さないこと」

(1)の例では100万円で買った株が110万円になり10万円の利益が出たことで通常の口座なら20,315円の税金がかかったところ10万円がまるまる利益となりました。

では、反対に2015年の1月に100万円で買った株が2015年の8月に90万円になってしまったので売ったとします。

この場合、10万円の損となりますので当然ですが税金はかかりません。しかし、通常の口座であればこの年に他に利益が出ている株があれば、この10万円の損と相殺ができるのです。

『NISA』の制度は“利益が出ても税金は0”ということが特徴であり、大きなウリです。このため、とにかく利益を得ることが最重要です。

ただ、先のことは誰にもわかりません。当然のことながらこの株を買えば必ず利益が出るということもわかりません。

しかし、株には“配当金”というものがあります。この配当金が良い株すなわち“高配当株”を選ぶのも1つのやり方です。

もう1つは“利益が出たら売る”ということです。

非課税期間は5年、1年以内に売ったらその金額は復活しないなど、『NISA』は元々長期投資を推奨する制度なので様々な制約が課せられています。ですが、何よりも“利益が出ないと『NISA』を利用した意味がない”ということを念頭に置いておきましょう。

何も5年間ずっと持っていないといけないなどということはありません。

いかがでしたか?

『NISA』だからと言って特別な投資手法が必要だとは筆者は思いません。通常の口座での取引と基本的には変わりはありません。

ただ、『NISA』の基本的な内容を知らないで口座を開設し取引を行なってしまってから、こんなはずではなかったということがないよう、必ず基本の知識は持っておいて下さいね。

(中村真里子)

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