精神障害についての8つの誤解 (2/2ページ)

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しかし、あまりにも多くの患者が健全そうに見えるため、もっとも近しい人でさえ、彼らがどれほど苦しんでいるか気がつかない。


5. 精神疾患は暴力に向かう傾向があるので、もっと危険視するべきだ。

 あらゆる研究から、精神疾患の人が犯罪者そのものになるよりも、暴力の犠牲になりやすいことがわかっている。精神障害をもつ人が暴力的になるのは、虐待と関係していることが多い。最近の研究では、暴力に向かう精神障害者が自分自身を傷つける割合は11倍も高く、これは防衛のためにしばしばとられる行動だと言われている。


6. 精神障害は生物学的なものであることは、最新の科学が証明している

 一部正しいが、必ずしもそうだとは言えない。医学研究者は精神障害を神経学の要素から研究している。昔、構ってもらえなかったとか、理解されなかったといった原因を深く掘り下げる技術ができたからだ。確かに精神障害には生物学的、神経学的な強い要素があるが、物事を合理的に絞り込んで、物理と化学ですべてを説明しようとする場合は、無視されているが重要な環境的、心理学的要素も踏まえた上での理解があってこそ成立する。


7. 薬だけで、うつや不安障害から回復することができる。

 確かに、薬はうつや不安障害には本当に効く治療法だ。精神科医は、判で押したようにこうした障害の薬を処方しているが、これは証拠に基づいた習慣として根づいている。

 しかし、一時的に使うのに留め、心理療法、相互支援グループ、病気の始まりや悪化と関係する生活の中の引き金を取り除くための自立戦略と併用すれば、薬による治療は最高の効果が得られる


8. 精神障害者は助けてもらいたい時に自殺を試みる

 必ずしもそうとは言い切れない。精神障害に苦しむ人は、助けを求めても誰も気が付かなかったり、真剣に受け止めてもらえなかった時には自殺を試みようとするが、狂言自殺でない場合、自殺の段階まで至ったらもうそれはあきらめの境地となっている。

 精神障害が原因の自殺未遂は、すぐに介入してなんとかしてやらなくてはいけないというひとつのサインだが、その前に彼らが発している助けの求めにいつでもすぐに応じてあげる必要がある。


via:psychcentral

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