「なんで?どうして?」110番!子どもの質問攻めを回避するママの上手な応対術
「どうして○○なの?」「なんで?」という質問を繰り返す、いわゆる「なぜなに期」。一般的には2~4歳頃に訪れます。子ども達の質問はとても可愛いけれど、中にはぐっと詰まる質問もあったりして、中々さらっとあしらうのも難しいものです。
また、「どうして今?」と言うときに限って妙にしつこく、またそれが「ねえ、どうしてあの車は白なの?」「どうしてあのひとは、パンを食べてるの?」と言った、大人にとっては「……そんなの、知らないよ」とでも言いたくなる質問を次から次へと繰り出されることもしばしば。
子どもの好奇心の芽を育む為に、親としていつも穏やかに向き合うべきとは分かっていても、いつもそんな完璧には応えられないのが人間です。
そこで今回は、四児の母であり子育てアドバイザーである筆者が、子どものなぜなに期での親の対応術をご紹介します。
■質問攻めを避けるコツとは?
子どもの単純な質問に対して、ママが「○○だからだよ」「これは○○だよ」だけで終らせないことがポイントです。
彼らは質問対象の名詞や用途そのものだけを聞くだけでは、当然ですが納得しません。
さらなる質問攻めを避ける為にも、先制してその用途や具体的な使用例なども話してみてください。また、小さな子には理解出来ない科学的な理由は、子どもに分かりやすい物語にしてみるのも手です。
【具体的な用途を説明する例】
子ども:「これはなに?」(と、墓石を指差す)
ママ:「これはね、死んだ人のお骨をここに埋めて、その印として上に置く石だよ。そうしたらどこに埋めたか後から忘れずに済むし、いつでもここに会いにこられるでしょう?」
【物語にする例】
子ども:「どうしてここに木が生えているの?」
ママ:「どうしてだろうね。たぶん、○○くんが暑いかなぁって、葉っぱを広げて日陰を作ってくれているのかもね」
■まっすぐ向き合ってまじめに応えるべき質問
「赤ちゃんはどこから産まれてきたの?」などの、命の根源に関わる質問。これらの質問にはぜひともきちんと向き合って答えて欲しいと思います。
命の話は、“自分が産まれてきた意味”につながる大事な話。小さな頃からウソでごまかさず、真摯に向き合うことが、子ども達をまっすぐに成長させます。
例)
子ども:「どうして僕にはおちんちんがあるのに、妹にはないの?」
ママ:「男の子はね、おちんちんの隣に赤ちゃんの卵の部屋があるんだよ。それで、女の子には、赤ちゃんが入るふくろがお腹にあるの」
子ども:「妹はおしっこはおしりからするの?」
ママ:「女の子も、おしっこの穴と、うんちの穴がちゃんとあるよ。でも君のおしっこは、おちんちんの先っぽから出るよね」
命や身体に関する話について、子どもに分かりやすく説明されている絵本がありますので、絵本を読みながら子どもに教えてあげるのも一つの手です。筆者のおススメは、ポプラ社『おちんちんの話』、童心社『ぼくの話』、童心者『わたしの話』です。
■本当に回答に困った時の対応
大人にとっては、どう考えても「どうでもいい……」と思われる質問は、シンプルに「○○ちゃんはどう思う?」と聞き返してみてください。意外と自分なりの回答を持っていることが、経験上多いです。
また、本当に考えても分からない質問に対しては、正直に「ごめんね、今はちょっと分からない。後で調べておくからね」話しましょう。正直な大人の言葉に、子どもはちゃんと納得するものです。
適当に答えて、後で「違うよ、ママ!」と糾弾されないためにも、それに対してイライラが爆発しないためにも、正直に対応しましょう。
いかがでしたか?
「なぜなに期」は子ども達がすくすく育っている証拠。中にはとってもかわいい質問があって、忙しい家事の合間にほんわか癒されることもあります。おもしろい質問をメモに取って後で子どもが大きくなった時に「こんな質問してたんだよ」と教えてあげてもよいかもしれません。
長い人生で見たらあっという間に過ぎ去るこの時期を、親子で楽しんでみてくださいね!