【アニメ漫画キャラの魅力】いかつい顔して実は繊細!?唯一無二のタッチの象徴「原田正平」の魅力とは?『タッチ』

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 日本人なら誰もが知る国民的アニメ『タッチ』。巨漢で強面という外見を裏切らない(?)活躍を随所で見せてくれるのが「原田正平」です。メインキャラと違い、その全貌が明らかにされていない部分も多々ありますが、実は「新田明男」と昔からの知り合いだったりと意外な一面も持っており、キャラクター同士を陰で取り持つ役割や隠れたエピソードを語るなど、『タッチ』において非常に重要な役割を果たしています。今回は、そんな「原田正平」の魅力についてご紹介いたします。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■そこはかとないロマンスも

 その外見から硬派一筋・・・かと思いきや、原田くんにも少しばかりロマンスもあります。西条高校のエース「寺島」の妹が不良に絡まれているのを助け、手編みの帽子をもらった時は、うろたえながらもどこか嬉しそうでした。かつては南に思いを寄せていたこともあり、南の隣の席で甲子園予選を見ている時には、「俺はこれ以上近づけねえしな」と、あくまで過去形ですが、事実上の告白をしています。

■声優泣かせの無口な役

 原田くんの声優さんはご存知「銀河万丈」さん。その声質からか、彼には黒幕やガタイのいい役が多いです。そんな彼が、原田くんは「無口でつまらなかった」と話しています。アニメでは彼の出番では怪訝な表情を浮かべて「ん?」など、声にならない声で終わる事が多く、さぞ演技も難しかったことでしょう。ただ、原田くんの声が「銀河万丈」さんだったからこそ、あの唯一無二のキャラクターが出来上がったと言っても過言ではありません。

■「バカ兄貴」達也の良き理解者

 『タッチ』は兄弟の相克の物語でもあります。万事にそつがなく、優等生タイプの「和也」の陰で、「達也」は「バカ兄貴」と言われながら本人もその地位に甘んじています。しかし、中学時代から上杉兄弟と付き合いのある原田くんは、「天才という名は兄貴の方にふさわしい」と、早くから達也の素質を見抜いていました。また、達也が野球を始めてから、和也の代わりとしか見られず、そしてそれを受け入れている達也に、誰より苛立っていたのも彼でした。甲子園予選決勝前日に「上杉和也が甲子園に行っても仕方ねえんだよ!」と叫んでいます。

■「沈黙のアニメ」の行間を埋める役割

 アニメ『タッチ』は、原作の味を生かすように配慮がなされていると感じます。人物のセリフも必要最小限で、ある意味「沈黙のアニメ」と呼んでもいいのではないでしょうか。自分の気持ちを比較的素直に話していた和也の死後、更にこの傾向は強まり、達也と南のやりとりにも直接的な感情表現は多くありません。そこを、鋭い人物観察で補う役割を随所で果たしているのが原田くんです。また、達也や南自身が気付いていない自分の気持ちをさりげなく指摘して後押しするのも彼の役割でした。

 和也が事故に遭った時、原田くんは達也に「南に、試合後中村総合病院に来てくれ」と伝言を頼まれます。彼は「試合後でいいのか?」と聞き返し、達也の「ああ」という返事を聞いた時の表情は、和也の死を伝えて余りある凄味のあるものでした。『タッチ』の脇役として、彼の存在は欠かせません。若い世代の方でまだ見たことが無いという方がおりましたら、是非とも一度ご自身の目でご覧になってみて下さい。無口で男気溢れる「原田正平」という男の魅力の虜になるハズです。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ルーデル(キャラペディア公式ライター)

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