乃木坂46も盗撮被害に!海外動画サイトの暴走を招いた「真犯人」は誰か? (3/3ページ)
一昔前はガチ盗撮系のAVであっても、当時の小型カメラ(今の普通のハンディカム程度のサイズ)を風呂桶に入れてタオルで隠し、スタッフの女性が女風呂に入って行くといった危険極まりない方法で撮影していたのだが、今はそんな危ない橋を渡らなくても、防水加工された超小型のカメラがいくらでも手に入る。トイレ盗撮の場合などは、豆粒のようなサイズのレンズが肝心の場所に向いていれば良く、固定で構わないのだから、より話が簡単だ。 機材さえ集められれば、素人であっても簡単に素材を作れてしまう。 そして素材さえ集まれば、今は海外サイトという買い取り屋がいるのだから、これまた簡単に金に替えられてしまう。このような流れで、次から次へと危険な動画素材が『日本人相手の海外サイト』に集積されて行くのである。
●海外サイトの暴走を招いた真犯人は......最後に、どうしてそんな摘発もままならない面倒臭い状況になってしまったのかについてだが、これも一言でぶった斬れる。警察や政治家や様々な団体などが「叩きやすい場所から叩け」とばかりに国内のエロ業界など "弱い立場の業界" を締め上げた結果、人材も知識も機材も「海外を経由させたブラックビジネス」に流出してしまったのだ。
これが、日本国内でもう少し余裕を持ってビジネスが出来る状況であるならば、わざわざ海外に拠点を移そうと考える人間も多くはなかっただろう。そうであれば、彼らが国内で何かヤラかしたとしても、既存の法律で堂々と裁けたはずだし、エロ屋からしても何が危険なのか解り切っているのだから、ハナから危ない橋は渡らない。よって、今よりはずっと "管理" も "監視" も簡単だったはずだ。
しかし「エロだから叩ける」「○○だから締め上げても反発が少ない」といった思惑でイジメ過ぎたがために、知恵のある優秀な人間からどんどん海の向こうに行ってしまい、国内の法律が適用できず、警察がギリギリ言うしかない現状を招いてしまった。これは昭和の時代に政治家と警察がヤクザを一方的に裏切ったがために、ヤクザ業界の情報が集められなくなり、より巧妙に、より凶悪になってしまったという世紀の大失敗にとても似ている。
私は無駄に業界の内部事情を知り過ぎているために、もしかすると飛躍が過ぎる内容だと受け取られてしまうかもしれないが、『日本人相手の海外サイト』という厄介な存在を生み出したのは、他の誰でもない "日本のオカミ" なのである。本来ならばグレーな存在に肩入れしたくはないのだが、どうしても自業自得という結論になってしまう。
Written by 荒井禎雄
Photo by Thomas Leuthard