将来にとっても影響!0~1歳期に「よく泣く子」への親のベスト対応術とは?
ようやく産まれてきてくれた赤ちゃん。そして夢にまで見たママとなり、幸せを一心に感じる日々を送るのもつかの間、現実は思い描いていたほど甘くはなく、夜泣きと3時間おきの深夜の授乳など、赤ちゃんのお世話でつきっきりの毎日がやってきます。
思い通りにいかない子育てを経験し、イライラしたり、落ち込んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、0~1歳期の子どもとの上手な向き合い方についてお話ししたいと思います。
■なんで赤ちゃんはあんなに泣くの?
泣いている赤ちゃんを前に大人は、もうちょっと静かにしてほしいなと思いながらあやしますよね。でも、ちょっと本人の身になって想像してみましょう。
横が気になって首を動かそうたってなんだかグラグラしている。手足を動かそうとしても思うように動かない。身体が痒くても掻くことも出来ず、痛くても擦ることさえできない抑制状態。
うんちまみれになってしまってお尻が不愉快。夏、着せられている産着が暑くてしかたがない。冬場、足が寒くて凍えそうだ。眠くて眠くて仕方がないのになんだかすんなり眠りに入れない……。
でも、これを訴えようとしても赤ちゃんは言葉自体を知らないのです。歯も生えていないし舌も未発達だから出てくることばは「ウニャウニャウニャ……」こんな状態です。そのために、赤ちゃんは全身を使って泣くことでお母さんにそのメッセージを伝えようとするのです。
■ママは赤ちゃんにとっての「救世主」
ほとんどの大人は赤ちゃんが泣いたらすぐに駆けつけておっぱいをあげたり、オムツ変えてあげるでしょう。特にその頻度が多いママの顔をしっかりと覚え、赤ちゃんは“この人は自分の救世主”だと感じるわけです。
そうして自分が最も安心できる場所を知り、ママが居なくなったり、抱っこから降ろすと泣いてその不安を訴えるのです。だから泣くことは赤ちゃんにとってママへ向けた唯一のコミュニケーションなのです。
でももしこの時期に無視され続けたり、“我慢しなさい”のビームを送られたらどうでしょう?
「泣いても無駄」と感じておとなしくすることで親の手を煩わせない子になるかもしれませんが、それは決して“静かでいい子”ということではありません。
想いっきり泣く赤ちゃんの要求が分からなくても、その“何かを訴えたい”という気持ちを一番身近なママがしっかり受け止めてあげましょう。
■赤ちゃん時代が終わって気をつけることって?
子育てが少し落ち着いてきて子どもが1歳を過ぎる頃になると、1人で自由に移動が出来るようになり、少しずつ言葉らしきものを喋れるようになっていきます。
ですが、この時期はまだ相手にうまく要求を伝えることが出来ません。お友達の持っている玩具を欲しくなると何も言わずに奪ったり、時には噛みついたり。
でもこんな時、すぐに「そんなことしちゃダメよ!」と叱るのはやめましょう。
まだうまく喋れない1歳児、自分の欲求を出したとき頭ごなしに叱られてしまっては気持ちの持っていき場がありません。そんな時は動作を一緒に教え「噛まないで“かして”と手をだそうね」と伝えてみましょう。
2歳を過ぎて言葉を獲得していく頃には「貸して」「ちょうだい」と言えば通じることを学習し、噛みつき行為は減っていくでしょう。
子どもはこうして赤ちゃん期から幼児期へとコミュニケーション法を少しずつ学びながら成長していくのです。
いかがでしたか。
産まれたばかりの赤ちゃんにとっては泣くことがコミュニケーションであり、1歳児にとっては噛むことがその一つであったりします。成長する過程でコミュニケーション方法は変わり、そのメッセージにどう親が対応してあげるかがとっても大事なんですよ。
本当に助けてほしいときに助けてくれなかったり、自分の要求を受け止めてくれない親に対しては一生そのしこりが残り、心を閉ざしてしまいます。そして、そのツケは思春期以降、鬱、家庭内暴力、心の病、引きこもりなど形を変えてやってきます。
その時々の子どものメッセージをしっかりと受け止めてあげましょうね。