「モラハラ」もランクイン!統計に見る、日本人夫婦が離婚する理由Top10

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離婚する人が増えています。「結婚した3組に1組は離婚する」とはよくいわれるところですね。アメリカほどではないにしろ日本で離婚率が上がっているのは確かです。では、その離婚理由はどのようになっているのでしょうか。

■離婚動機の申し立ての第1位は「性格の不一致」ですが……

「司法統計2013」の中に「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2013)」というデータがあります。離婚動機の申し立てがどのような内容だったのかを分類したものです。夫と妻で離婚動機の申し立ての順位は違っています。

直近の2013年の結果を見てみましょう。
「モラハラ」もランクイン!統計に見る、日本人夫婦が離婚する理由Top10
■「夫」の離婚動機の申し立て
第1位 性格が合わない……63.5%
第2位 精神的に虐待する……17.4%
第3位 異性関係……15.5%
第4位 家族親族と折り合いが悪い……14.9%
第5位 性的不調和……13.0%
第6位 浪費する……12.3%
第7位 同居に応じない……9.5%
第8位 暴力を振るう……8.1%
第9位 家庭を捨てて省みない……6.9%
第10位 病気……5.2%

■「妻」の離婚動機の申し立て
第1位 性格が合わない……44.4%
第2位 生活費を渡さない……27.5%
第3位 精神的に虐待する……24.9%
第4位 暴力を振るう……24.7%
第5位 異性関係……19.5%
第6位 浪費する……12.1%
第7位 家庭を捨てて省みない……9.9%
第8位 性的不調和……8.1%
第9位 家族親族と折り合いが悪い……7.8%
第10位 酒を飲みすぎる……6.6%

夫・妻とも第1位はともに「性格が合わない」、いわゆる「性格の不一致」というやつですが、2位以下が違っています。

夫の申し立てでは、2位に「精神的に虐待する」、3位に「異性関係」が入っていますから、強い女性に苦しむ男性の姿が現れています。

対して、妻の申し立てでは「異性関係」は第5位。夫の浮気よりも他に苦しむことがある女性が増えているようです。2位に「生活費を渡さない」、3位に「精神的に虐待する」ですので、お金の問題、モラハラについて悩む女性が多いのです。実はこのモラハラについてが注目されています。

■夫婦間の「モラハラ」に悩む人が増えている!?

夫婦間の「精神的虐待」、いわゆるモラハラの問題に悩んでいる人は増えているといわれています。その傾向はこの司法統計にも表れています。1975年の結果と比べてみます。

●夫の離婚動機の申し立てにおける「精神的に虐待する」回答の増加
1975年:9.1% ⇒ 2013年:17.4%

●妻の離婚動機の申し立てにおける「精神的に虐待する」回答の増加
1975年:17.0% ⇒ 2013年:24.9%

このようにかなり増えています。もちろん時代によって夫婦の在り方は変化するものでしょうが「モラハラ」に悩む夫・妻が増加していることは確かではないでしょうか。

「結婚したら死が二人を分かつまで、仲良く一緒に暮らしたい」と考える人が多いでしょう。しかし、離婚率が上がり、その理由はこのようになっているという現実があります。なかなか理想どおりにはいかないようです。

あなたの周りに離婚した人はいらっしゃいますか? その離婚理由は何ですか?

※……上記ランキングからは「その他」という回答を除いています。

(高橋モータース@dcp)

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