教育年数は遺伝子と関係あり?
教育年数は所得と関係があるなど教育年数に関する多くの論文が存在しますが、American Educational research Associationに投稿された論文では、社会的要因はまだ教育年数に重要な役割を果たしていると主張する一方で、教育年数と遺伝的要因の間には強い相関関係があることが分かったのです。
スタンフォード大学、コロラド大学、ノースカロライナ大学の研究者らは「青年の健康に関する長期全国調査」の1594組の兄弟からゲノムを含むデータを用いて分析しました。
その結果、兄弟間の教育年数の推定差は小さく、兄弟間の教育年数の差が大きい場合でも1年の3分の1程度のものでした。一方で、遺伝要因は教育年数の差を引き起こすことが今回の研究で分かったのです。今回の研究では、兄弟間のデータを用いているため学校や親の教育年数、そして育った環境などの社会的要因は考慮されています。
そのため、教育年数に影響を与えているであろうさまざまな要因を排除したうえで遺伝的要因が教育年数と関連があることが分かったのです。この研究結果は遺伝子型により家族間の教育年数を予測することができる強い証明になったとDomingue氏はいいます。一方で、この研究はより広いデータを用いてさらに調査する必要があるとも言っています。
参考:
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/08/150820125404.htm
Causal connection found between genotypes, years of education achieved