プロレスラー兼社長・高木三四郎「プロレスは勇気や活力、元気を与えるもの」~エンタメに徹する人間力 (2/3ページ)

日刊大衆



エンターテイメントって、人間にとって絶対必要なものだと思います。プロレスも、勇気や活力、元気を与えるものだと僕は思うんですね。プロレスの一番良いところって、負けた人間でも光れるところがあるというところだと思います。

宮武俊ってレスラーがウチにいるんですけど、諸事情で一家が離散して、自分が有名になることでもう一回家族のヨリを戻したいっていう気持ちを持ってるんですね。で、その宮武が本当にバカキャラなんです。
新人で入ってきたときに坊主にしてきたんですけど、僕、坊主大っ嫌いなんですよ。新人が全員坊主って、個性ないじゃないですか、正直。だから宮武に「お前なんで坊主にしたの? 坊主にしたらクビだよ」って言ったら「いや、すいません。明日までに生やしてきます」って返事して。それがすごい面白くて、あ、こいつ合格だなって思って。

最近は、新人っていう発想もなくなってきました。元々プロレスは強い弱いを競うものだと僕は思っていて、それは年数じゃない。高校生だって強いやつは強いわけです。
キャリアは関係ないです。だから、優れた人材はどんどん上げていかなくちゃいけないし、今いる人も後ろから来る人に負けないようにアイディアを出していくからこそ、競争していいものが生まれていく。そういう環境を作らないと。
DDTでは新人ベテラン関係なく、いいアイディアを思いついた人間が、面白いと思ったものを率先してやってますね。そこで煮詰まったり、面白いものを生み出せない空間になると、それだけでエンターテイメントといわれるジャンルはダメだな、と僕は思うんで。お客さんを沸かせた者が一番だと思うし。

「いろんなことやれ」と言ってますね。若い連中には、とにかく色んな仕事をしろと。それが人生経験として生きるから。リングは人生の縮図だと思ってるんで、出るんですよ、やっぱりリングに。破天荒なやつとか多少の影を負いながらも前向きにやっていこう、みたいなやつらのほうが試合は面白いですもんね。

生き方が面白くないやつは、プロレスも面白くないですよね。
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