紙屑や古新聞が材料に?環境にやさしい「グリーン燃料」に新たな可能性 (1/2ページ)

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紙屑や古新聞が材料に?環境にやさしい「グリーン燃料」に新たな可能性

source:https://pixta.jp

暑さのピークを越え、過ごしやすい季節がやってきているが、夏の盛りにはバーベキューを楽しんだという人も少なくないのでは?

あるいは、これからの時期に山や渓流での集まりを予定している人もいることだろう。

道具の準備や下ごしらえと並び、バーベキューでの苦労のひとつが“火起こし”だ。その方法としては新聞紙と薪を使って炭に火をつけるのが一般的だが、点火燃料が用いられることが珍しくない。だが、こうした燃料は原油を主な成分としていることが多く、有毒な煙は人体にとっても地球環境にとっても良いものとは言えない。

そこで注目を集めているのが、紙屑から生まれるクリーンかつ“グリーン(環境にやさしい)”な燃料だ。


■ 捨てられた紙から燃料を生み出す?

香港とハンガリーの研究者からなるチームは、捨てられた紙に由来する燃料を生み出す方法を開発した。アメリカ化学会の学術誌『ACS Sustainable Chemistry & Engineering』に掲載された論文によると、彼らは硫酸を触媒として紙屑や新聞古紙をレブリン酸やギ酸に転換。これらはさらに“γ-バレロラクトン(GVL)”として知られる化合物に転換することができるそうだ。


■ ランプの燃料としても着火材としても利用可能

純粋なGVLは、これを燃料にしたオイルランプを小さな部屋で数時間点した場合でも、煙やにおい、有毒な物質を生み出さないという。発展途上国で広く利用されているケロシンのランタンが健康に問題をもたらしていることを考えると、多くの人にとって有益といえるだろう。

このGVLはバーべキューなどのシーンであれば、炭に加えることで効果的な助燃剤としても働く。そのままでは比較的ゆっくりと火を広げていくようだが、少量のエタノールと混ぜ合わせて用いれば数秒で炭を発火させるほどだとか。またある実験によると、90%のGVLと10%のエタノールの混合物は、通常の点火燃料に比べ揮発性の有機化学物質が15%少なくなったという。

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