【続報】山口組分裂騒動について関係者「フッ素事件がキッカケになっている」 (2/2ページ)
フッ酸がキッカケで警察の目を六代目側に向けたからこそ、六代目側は余計に動けなくなったとしか思えない」
ーー確かに、猛毒と言われている劇薬をあんな適当に処分するワケはないと思われる。
「フッ酸事件が起きた時には『何これ?』くらいにしか思わなかったけど、それからすぐに山口組本家からの離脱。要は離脱するために、警察の目を六代目側に向ける事によって内部が混乱状態になるのを見越す。そして先手を打ったと考えたら偶然ではないだろう」
ーー一部マスコミは、過去の山一抗争の再現を煽っているようにも見えるが。
「それは無い。あの頃と時代が違う。あの当時は法整備が整っていなく、今は民法や暴対法の組長の使用者責任や、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人など)で実行犯の組員だけではなく、直属の組長も又その上の組長も逮捕され、あるいは損害賠償を求められる危険がある。だから今でも音が鳴っていない。先に動いた方が厳しい立場になる。それにやられたら動く。それは両方同じことだから」
ーーでは両組織共存するのか?
「関東ではあるよね、松葉会と松葉会関根組」
ーー九州では道仁会と九州誠道会(現浪川睦会)との抗争もあったが。
「あれは親を殺されたからね。今回とは全く違う」
新たな組織が作られると、その動きは他の組織にも波及する。関東では繁華街を地盤とする住吉会、稲川会等が六代目山口組との関係を重んじ、現体制を支持する姿勢である。その中での住吉会総本部長、幸平一家総長の訪問もあった。これは盃関係を重んじの行動であった。最後にこの質問だけ答えてもらった。
ーー暴力団は地下に潜るのか。
「"マフィア化"なんて単なるマスコミ用語。そんな言葉並べて何か評論した気分になっているだけ。現実はもっと複雑だ。完全なマフィア化もない。完全な従来のヤクザの伝統踏襲でもない。みんな新しい時代や経済法律環境の中で悩み苦しみながら模索している。今回の分裂も広く考えればその一環でしかない。自分らは暴力団だから。地下に潜った所でシノギなんてできないんだから」
神戸山口組は離脱した13組織、新たな内部昇格1組織を含めた14組織によって、5日に旗揚げをした。正式なコメントは当然ないが、全組織が終結したこの日が実質スタートと見ていいだろう。挨拶状に記された日は、神戸山口組組長名で出され、離脱した8月吉日である。
Writing by 西郷正興