支払い・夫との関係・食の恨み……「自分って器が小さい」と感じた瞬間「マナー違反にイライラ」「お年玉をケチる」

学生の窓口

お金の使い方などのルールや、相性が悪い人と関わっているときなど、どうしても許せない! という気持ちになることはどんな人にでもあるものです。今回はそんな自分の中の「器の小さい」部分を社会人の皆さんにきいてみました。

■ドケチ
・お年玉の金額をケチってしまった(男性/33歳/学校・教育関連)
・ネットショッピングで、数十円の価格差で1時間以上悩んでいたとき(男性/28歳/学校・教育関連)
・スーパーで割引していた商品をとなりの人に先に取られてしまったときにイラっとした(女性/27歳/ソフトウェア)
・人に奢れないこと。後輩と飲みに行っても「俺が全部出す!」と言えない(男性/30歳/その他)
・100円貸して帰ってこないことをいつまでも覚えている(男性/48歳/アパレル・繊維)

倹約家かドケチか、線引きはとても難しいもの。器が小さいと思ってしまうものは「他人に対してセコい」ことと、「少額にムキになる自分」の2種類があるようです。

■食べ物
・食べられたプリンが忘れられない(女性/28歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・ケーキやピザを切り分けるとき、少しでも大きなピースが欲しいなと思ってしまうとき(女性/33歳/金属・鉄鋼・化学)
・ケーキ屋さんで後ろに並んでいた人があと一つしか残っていないケーキを名指しでと言っていた。でも、自分も欲しかったので、分かっていたけどそのケーキを注文してしまった(女性/33歳/その他)

「食べ物の恨みは恐ろしい」とよく言いますが、後で「どうしてそんなことで…」となりがちなので、自分の器の小ささを反省させられやすいのかもしれません。

■人にイライラしてしまう
・マナーの悪い人を見て、自分に危害を加えられたわけでもないのにイライラしている時。気にしない寛容な人になりたい(女性/30歳/金融・証券)
・ファーストフード店で食後長居している客を見てイライラする(男性/41歳/小売店)
・友達に彼氏ができて、ノロケ話を聞かされているときに心の中で「いい加減にしろよ」と思ってしまった(女性/23歳/その他)

二度と会わない他人がマナー違反をしても、自分に危害が及ぶわけでないのにイライラしてしまう理不尽さから、「器小さい」と思ってしまうのかもしれません。また、本当は喜んであげなくてはいけない友人のノロケ話や自慢話に乗ってあげられないというのも、自覚していてもなかなか直せないことですよね。

■夫に対して
・家事のやり方で気に入らないと旦那と喧嘩になる(女性/32歳/アパレル・繊維)
・脱ぎっぱなしの夫の服にいらいらするとき(女性/30歳/団体・公益法人・官公庁)
・旦那が帰ってきて、ご飯がいらないと言うとものすごく腹がたつこと(女性/27歳/人材派遣・人材紹介)
・旦那が茶碗を割ったことを今でも許せない(女性/30歳/機械・精密機器)

一緒にいるのが長いからこそ、イライラをぶつけがち。でも「器が小さい」と反省しているのだから、かわいいものかもしれませんね。

■子どもに対して
・子どもとお菓子の取り合いになったとき(女性/33歳/アパレル・繊維)
・電車の中で、子どもが目の前で座りたいと駄々をこねても、絶対に譲らない(女性/32歳/医療・福祉)
・甥と格闘ゲームをやったとき、まだ小さい子にも関わらず本気で戦ってしまった(男性/43歳/機械・精密機器)
・姉が子どもを連れて実家に遊びに来たとき、姉の子どもが私のぬいぐるみを気に入って欲しがったが、好きなぬいぐるみだったので「あげるね!」の一言が最後まで言えなかった(男性/22歳/学校・教育関連)

相手が子どもでも、譲れないものは譲れない! しかし周りの「大人げない」という視線が気になるところですよね
そのほか、「他人の器が小さい」と思った経験もきいてみました。

■先輩・上司が
・女性が活躍するのがゆるせない上司(男性/25歳/団体・公益法人・官公庁)
・ドライブ中、信号にひっかかるたびに舌打ちしていた先輩(女性/30歳/機械・精密機器)
・とにかくケチな上司にはそう思う。こっちが恥ずかしくなる(女性/42歳/不動産)

やはり、目上の人には器の大きさを求めがち。そんな中で、器の小さいところを目撃すると目立ってしまうかもしれませんね。

■家族が
・服屋やご飯屋でいちいち文句を付ける母(女性/29歳/学校・教育関連)
・嫁が気に食わなかったことをねちねち言う(男性/28歳/自動車関連)
・旦那が、「俺はトイレ掃除もした!」と一度やったことをずっと言い続ける(女性/30歳/機械・精密機器)

身近だからこそ、小さなことでも「もう少し心を大きく持てないか」と思ってしまうことも多いようです。

■友達・同僚が
・飲み会のときに、冗談で言ったことを聞き流せず、帰ってしまった同僚(男性/49歳/自動車関連)
・金持ちな友人、夫婦で数週間海外に行くから愛犬を預かってくれと1万円だけ持って頼みにきた(男性/50歳以上/情報・IT)
・大好きなスポーツ選手が街角で東日本大震災募金をしていたので抱きつくほどだったのに、3円しか入れなかった友人(女性/29歳/不動産)

同じ価値観かと思って接していた同僚や友人が、自分が思っているより器が小さいと改めてビックリするようです。

■他人が
・コンビニで、たばこの20才以上のタッチを嫌がる人(男性/44歳/機械・精密機器)
・飛行機で幼児が泣いているのを、あからさまに迷惑だという態度を露骨に表すおじさん(女性/33歳/小売店)
・店員に商品についてあるか訊いてきて、ないと不機嫌になりお礼の言葉もない客(女性/27歳/小売店)

サービス業の人に横柄な態度を取ったり細かいクレームを言ったりする客は、「器の小ささ」をまさに表していますよね。意外と目につくことのようなので自分自身でも気を付けたいところです。

いかがでしたか? 自分自身に「器が小さいな~」と思うことは、誰もが大なり小なりあるようです。他人の器の小ささも気にならないぐらい心を広く持てると、人生に余裕が出てくるのかもしれませんね。

文●もにょるん

調査期間:2015年7月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:社会人男女 371件(ウェブログイン式)

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