イギリスではチキンが人気1位!サンドウィッチの意外な事実5つ
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食べ物

パンに具を挟むというスタイルの食べものは、ヨーロッパだけでなくインドや中東など世界各国で古くからあったようです。
しかしイギリスと、イギリスからの移民が多かったアメリカでは、同じサンドウィッチでもだいぶ事情は異なります。そこで、両国のサンドウィッチ・トリビアをご紹介します。
■1:イギリスでは年間120億個を消費
イギリス(イングランド)にはサンドウィッチという名の街があったり、「サンドウィッチ週間」が存在したりと、イギリス人たちはサンドウィッチに並々ならぬ愛情を注いでいます。国民がサンドウィッチにかける金額は、年間75億ポンド(約1.44兆円)。サンドウィッチの数に換算すると、120億個になります。
■2:アメリカでは年間1,095億個を消費
一方アメリカでは、1日に3億個のサンドウィッチが食べられています。アメリカの人口は3億人強なので、毎日1人につき1個のサンドウィッチを食べている計算になります。また、1日の消費量を単純に365倍して換算すると、年間では1,095億個が食べられていることになります。
■3:イギリスでは人気1位の具はチキン
イギリスで一番人気が高いサンドウィッチの具はチキン。ツナやエビなどの魚介類が2位で、以下チーズ3位、ハム4位と続きます。一方、アメリカで人気のサンドウィッチは、1位がスタンダードなハムサンド(ハムとチーズ、それにマスタードかマヨネーズを挟んだもの)、2位はベーコン・レタス・トマト・サンドとなります。
■4:ピーナツバターサンド1,500個を消費
平均的なアメリカ人は、高校を卒業するまでにピーナツバター・ジェリー・サンドウィッチ(ピーナツバターとジャムを挟んだもの)を合計で約1,500個食べます。ピーナツバター・ジェリー・サンドウィッチが普及したのは、1920年代の大恐慌時代。ピーナツバターは安価で栄養がたっぷり摂れる食材だったため、貧しかったこの時代に広まったということ。シンプルだけど、時代を感じさせるサンドウィッチです。
■5:動詞として初めて登場したのは1815年
英語でサンドウィッチは、“to sandwich”と動詞として使われることがあります。この単語が動詞として初めて使われたのは1815年で、当時は「軽い食事をとる」という意味だったとか。ちなみに辞書を見る限り、現在は動詞としてこの意味はなく、「挟む」という意味に使われています。
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アメリカ人やイギリス人にとって、片手で手軽に食べられるサンドウィッチは、日本人にとってのおにぎりのような身近な存在。アメリカでは毎日1人1個食べている計算になるのもうなずけます。
ちなみに、人気の具として上がってはいませんでしたが、イギリスのアフタヌーンティーで定番なのは、ツナとキュウリのサンドウィッチ。
いまはちょうどキュウリが安くて美味しい季節。明日のランチにいかがでしょうか?
(文/松丸さとみ)
【参考】
※Top 10 facts about sandwiches-Daily Express
※6 Fun Facts about the Sandwich-Arizona Farm Bureau’s Fill Your Plate