10億円の愛人契約、サイン会も大盛況...中国で荒稼ぎするAV業界人のたくましさ (3/3ページ)
しかもこの女性、雪子と名乗って活動しているのは中国でも都会に限り、少し田舎に行くと情弱が多かろうという判断なのか、堂々と「私が横山美雪です」と名乗っていた。天然物なのに超正統派美女の横山美雪に比べ、似ても似つかない風貌かつ、太ももに巨大な刺青がガッツリ入っているような子なのだが、いくら中国の田舎のひとが情報を知らなかったとしても、かなり無理があるやり方である。
そんなプチパニック状態の日本人AV女優ブームに乗り、有名AV女優を中心にサイン会や握手会、果てにはカジノディーラーなど、様々な形で出稼ぎしているのだが、これが国内相場よりも高い金額なのに大勢の客が押し寄せている。日本のAVショップなどで参加費1万円のサイン会など開いても、高すぎて不満の声が挙がるだけだと思われるが、中国ではそれプラス物販という価格設定でも、平気で100人以上は集められてしまうのだ。広い中国大陸なのだから、都会を中心にドサ回りすれば、1回の渡航でそれなりの金額になるだろう。中国経済はすでに下火になっており、崩壊などという言葉が使われるほどだが、それでも日本国内とは比較にならない数字が叩けている。裏を返せば、今までどれだけ日本のAV女優の情報(違法アップロード含む) がばら撒かれていたのだろうという話なのだが......。
商売人からすれば、今の日本人は口うるさいだけで金を使ってくれないどうでもいい客が多く、日本ブランドが通用する海外にこそ、実収入になる良いお客様がいるという発想になってしまっており、これは裸商売に限った話とも言えない危険な兆候である。
一昔前は、韓国やフィリピンなど、日本に出稼ぎ売春しに来る女性の多い国を下に見る風潮があったが、これから先は日本人も決して近隣国を笑えない状況になるかもしれない。貧すれば鈍するの言葉通り、国内の健全な商売や、何より人々の生活が守られなければ、その流れは止められない。国が壊れる時、まず富裕層が財産を守りに入り、続いて食うためにモラルだのキレイだの言っていられない人々が食い扶持の確保に動き出す。このまま国内の経済混乱や弱者切り捨てが続けば、海外へ出稼ぎしているAV女優達を「一部の恥知らずな売女や女衒が日本のイメージを汚している」などとは言えなくなる未来が近くやって来るだろう。
Written by 荒井禎雄
Photo by andresdavid90