動物の進化ってすごい!熱や干ばつに耐えるための11の生き残り戦略

カラパイア

動物の進化ってすごい!熱や干ばつに耐えるための11の生き残り戦略
動物の進化ってすごい!熱や干ばつに耐えるための11の生き残り戦略

[画像を見る]

 人間は結構熱に弱い。水浴びをするか冷房をつけるか、熱中症対策用品を備蓄するかしかない。しかし、生物の中には、灼熱でも水一滴ない干ばつでも生き延びることができるものもいる。涼しさや水分を保てる奇妙な戦略を進化させた動物を見てみよう。

1.粘液嚢に包まれて何年も休眠するアフリカウシガエル

[画像を見る]

 誰にでも毛布にくるまって世間から隠れていたくなる日はあるが、アフリカウシガエルにとっても状況は同じだ。彼らは数日どころか数年間も、毛布、つまり水溶性の粘液の嚢にくるまってじっと時の過ぎるのを待つ。

 サバンナに乾季がやってくると、力強い後ろ足を使って地中深くに潜り込み、そこで体液が蒸発するのを防いくれる粘液の繭にくるまれる。再び雨季がやってくると、その粘液の寝袋が溶け、カエルは目覚めてその嚢

を食べる。7年間も眠っていることもあるという。とても長い時間のように思えるが、自然はすごい。

2.耳を大きく発達させたフェネック

[画像を見る]

 北アフリカのキツネ、フェネックの耳が大きいのは、高くなりすぎた体温を放散して下げるためのものだ。この大きな耳がポケモンみたいで、人間にとってたまらなくかわいいものに映るのも戦略なのかもしれない。

3.光を反射する多肉植物センニョハイ

[画像を見る]

 太陽の焼けるような光線から隠れる術がないなら、はね返してしまったらどうだろう? 砂漠の植物は一般的にこうした戦術で対応している。

 センニョハイ(Dudleya brittonii)は、メキシコのバハカリフォルニア原産で日照りに適応できる多肉植物。葉はチョークのような白い蝋状のもので覆われていて、水分を逃がさないだけでなく、日焼け止め効果もあって、強烈な紫外線をはね返す。

4.水分を蓄えるため汗腺をなくしたカンガルー

[画像を見る]

有袋類はみんな変わっているので、奇妙な方法で涼をとる動物がいてもおかしくない。カンガルーは、水分をより蓄えるために汗腺をなくしてしまった。汗の代わりの冷却システムとして、脚や腕を頻繁に舐める。手足の特殊な血管網が気化冷却の役目を果たすようになっているのだ。

5.雨水を貯められるように皮膚を変化させたモロクトカゲ

[画像を見る]

 オーストラリアの奥地に生息するトゲで武装したモロクトカゲは皮膚から水分を摂る。夜のうちに露が鱗に凝縮され、毛細管の活動によって口へと運ばれるのだ。

6.バクテリアのコートをもつ熱水ワーム

[画像を見る]

 深海の熱水に棲むポンペイワームは、65度以上の高温でも繁殖することができる高温の熱にもっとも耐性がある生物。深海の釜茹で状態の環境でどのようにして生き延びているのか、詳しいことはまだよくわかっていないが、体を覆っているバクテリアのけばけばしたグレイのコートがなんらかの関係があるのではないかと考えられている。このバクテリアコートは、消防士の防火毛布のような役目を果たしているらしい。深海は真っ暗なので、見てくれは二の次なのが幸いだ。

7.防火構造をもつカラマツやジャイアントセコイア

[画像を見る]

 温暖で乾燥した地域に生息する植物は山火事の被害にあいやすい。カラマツやジャイアントセコイアのような木は、厚くて燃えにくい樹皮を進化させ、外側に火がついてもその下のデリケートな組織は損なわれないようになっている。

8.熱と渇水対策は万全のラクダ

[画像を見る]

 ラクダは暑さや渇水対策を完璧に備えた生き物だ。脂肪の詰まった大きなコブをもち、必要なときに食料やカロリーとして燃やすことができる。一風変わった長方形の赤血球は、極端な脱水症状に陥っても血管を巡り続けることができる。腎臓や腸には保水機能があり、水分が排出されても鼻腔がそれを水蒸気として捕え、体に戻すことができる。汗をかくことはめったにないが、かいたときは体重の25%まで絞って、生き延びることができる。

9.酸素摂取を遮断するメダカ科の魚

[画像を見る]

 高温になると、酸素に影響を与え、有害な遊離基が生まれる。砂漠にいるこの小さなカダヤシ目キプリノドン科の魚は、デスバレーの高温の水たまりにいるが、驚くべきメカニズムを進化させた。呼吸を止めてしまうのだ。一度に5時間も息を止めることができ、糖分を発酵させてアルコールに変え、酸素を使わない代謝で生き延びる。ほかの秘訣はバクテリアのトリックかもしれない。この魚はエベレストに登るよりも、もっと本格的な覚悟で生きている。

10.排尿しないドルカスガゼル

[画像を見る]

 尿は水分なのでそのまま放出すると、砂漠で渇きで死ぬ大きな原因になる。ドルカスガゼルは尿を濃縮して尿酸に変え、水分は出さずに白い丸薬のような固体として放出する。

11.乾燥したダンゴになって死んだふりをするクマムシ

[画像を見る]

 究極のサバイバルに直面したら、おとなしくて動きの鈍いこの小さな生物に太刀打ちできるものはいない。水生の8本足のクマムシは、体長わずか1ミリしかないが、過酷な環境になると、丸まって乾燥したダンゴになり、死んだふりをしてひそかに保護用の糖分をキープして細胞を温存する。このダンゴは煮ても絶対零度寸前まで冷却しても、真空状態にしても、宇宙で強烈な放射線にさらしても、基本的に死ぬことはない。


via:gizmodo・Translated konohazuku



画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
「動物の進化ってすごい!熱や干ばつに耐えるための11の生き残り戦略」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る