「自分にそっくりな人は世界に3人いる」が科学で証明される。3人どころかもっと多い可能性は高い(米研究) (2/3ページ)

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まったく同じ遺伝子を持つ一卵性双生児のきょうだいが、区別も難しいほどに似ているのはこのためだ。

 そのため、容姿が似ている者同士はおそらくは血統的に近いと考えられるのも当然だろう。

 さらに、同じ民族に属する人同士は、他民族に比べてより多くの共通した遺伝子セットを有している。東南アジア人が黒髪と浅黒い肌を有しているのに対して、スカンジナビア人が金髪と白い肌を有しているのはそのためだ。

 「2人のそっくりさんがいたとして、片方がアジア人でもう片方はヨーロッパ人である可能性は低いでしょう」と米ベイラー医科大学のアーサー・ボーデット氏は話す。近い祖先を持つものほど、かなり共通した遺伝子を有しているのだそうだ。

 民族という用語は文化や言語などの非遺伝的側面も含めて捉えられるため誤解を生じさせる概念であるが、これを遺伝的に近い人たちのグループとみなすのならば、理論的にはその中でそっくりさんが生まれる可能性が高いはずだ。

 最大の民族は、漢民族(約13億人)とヒンドゥスターニー人(推定約12億人)だ。あなたがこのグループに属しているのであれば、自分のそっくりさんに出会う確率は理論的には多少なりとも高い。

民族交配によりそっくりさんの数も変化する

 しかし、人々が遺伝子や地理的分布を共有しており、容姿が似ているという見方は、現代社会の世界的な移動のために揺らぎつつある。過去数千年もの間孤立して存在した民族グループに属する人々は、今では他民族の人々と子孫を残すことが多くなってきた。

 長い間、高緯度の寒冷気候や赤道の熱帯気候など、特定の環境において暮らす人々の集団には、独特の遺伝的突然変異が起こり、これが民族の特徴を形成してきた。

 今日、かつては孤立していた人間の集団がそれぞれ独自の遺伝子を持ち寄りあっている。そっくりさん効果が増す可能性も、薄まる可能性もどちらもありうる。

人口増加でそっくりさんの数がアップ

 だが、何と言っても20世紀初頭には10億程度だった世界人口は、今では70億人にまで爆発しているのだ。血統が薄れた世界各地の人たちは、見事なまでにそっくりな他人の空似が発生する確率を上げるかもしれない。

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