なぜ地球以外の惑星に生命が存在しない?原因は「極端な気温差」 (1/3ページ)

Suzie(スージー)

なぜ地球以外の惑星に生命が存在しない?原因は「極端な気温差」

太陽系惑星の中で生物が存在しているのは、地球だけだと考えられています。ではなぜ、地球だけなのでしょうか? それはまずハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域)と呼ばれる気温が安定している場所に位置しているためです。

では、他の太陽系の惑星はどうなのでしょう? 地球のように生物が存在できる環境って、本当にないのでしょうか? 惑星の温度に焦点を絞って、考えてみましょう。

■地球は時間や季節で気温が変わる

地球の表面温度は、気温を測定する時間や、季節、そして場所によっても変わってきます。地球は約24時間に1回自転しますが、地球の片側には光が当たらない時間ができるため、昼には気温が上がり、夜には下がります。

また、地球の傾斜軸は、太陽の黄道に対して約23度傾斜しています。そのため北半球と南半球は夏と冬の間、片方が太陽に近づきもう片方は離れるため、季節が真逆になります。

季節の変化がない地域もあり、赤道上では平均気温が他よりも高く、雨季になると気温も少し変化しますが、寒暖の変化がほとんどありません。これは、赤道に到達する日光の量があまり変化しないからです。

■最高気温と最低気温は163.9度差!

地球表面の平均気温はおおよそ14度ですが、地域によってかなり差があります。

記録的な最高気温は、イランのルート砂漠で観測された70.7度です。一方、記録的最低気温は1983年7月21日に、旧ソ連の南極観測基地であるボストーク基地で観測された-89.2度です。

2010年8月10日には、人工衛星により、再び南極で-93.2度が計測されましたが、地表で計測されたものかわからないので、ボストーク基地での記録がいまだに歴史的最低気温になっています。それでは他の惑星はどうなのでしょう。

■他の惑星はもっと極端な気温差が

地球の気温は、1日の時間、季節、場所によって変動しますが、太陽系の他の惑星に比べるとかなり安定しています。

水星の気温は、極端な暑さから極限の寒さまで幅広く変化します。

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