男性美容研究家・藤村岳「美容に気を使うことは、一種の自分磨きのようなもの」~未開拓に飛び込む人間力 (1/2ページ)

日刊大衆

男性美容研究家・藤村岳「美容に気を使うことは、一種の自分磨きのようなもの」~未開拓に飛び込む人間力

「男性の美容に興味があったというよりかは、どの分野なら第一人者になれるかって考えたんです」

男性の美容っていうと、恐らく"恥ずかしいもの"とか"男らしくない"という印象を持つ方がほとんどだと思うんです。でも、この分野はここ2、3年で急速に拡大していて、市場はかなり大きくなってきています。高校生なんかの若い世代では、食後に歯磨きをするように、肌の手入れをすることが当たり前という時代になってきているんです。

"汗臭いのは男の勲章"という価値観は、急激に変わってきていて、オフィスなんかでも、体臭で、周囲の人たちから後ろ指を指されてしまうケースも増えてきています。清潔感があるということが、当たり前の時代では、そういった少しの気配りが足りなかっただけで、社会的評価が落ちてしまうこともありえます。
だからこそ、少しの気恥ずかしさを捨ててもらって、男性にも美容に関心をもってもらいたいんです。なにより、肌の手入れって、やってもらえばわかると思うんですが、とても気持ちがいいものなんです。

ただ、僕自身は当初、男性の美容っていうのに、そこまで興味はなかったんですよ。
もともと、雑誌でハーブやアロマテラピーのページを担当していた編集者だったんですが、フリーになろうと思った時に、どの分野なら第一人者になれるかって考えたんです。男性誌で仕事をしようとは決めていたんですが、時計や靴、服もすでに偉大な先人たちがいっぱいいます。この人たちを飛び越し、自分が第一人者になるのは、難しいなと思って、まだ、誰も手をつけていない男性の美容という分野でやっていこうと決めたんです。

会社員時代に、男性誌の髭そりの記事を、髭を毎日、剃らない女性が担当しているのを目の当たりにしていて、それでは、絶対に読者の心には突き刺さらないと感じてもいたので、ここなら勝負できると思ったんです。それから、化粧品会社や出版社に売り込みに行ったりしました。編集の仕事をしていたので、男性用の美容に関する見本ページを一人で一から作って、出版社に持ち込んだりもしましたね。門前払いされるかと思っていたら、意外と、男性の美容をやろうとする男性がいなかったからか、珍しがってくれて、会って話をしっかり聞いてくれる人が多かったですね。

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