【クルマを学ぶ】ハロゲンからHID、LED、レーザーまで「ヘッドライトの変遷」 (2/3ページ)

FUTURUS

ハロゲンランプと比較して、光量が大きく寿命が長いのが特徴だ。

しかし、ハロゲンと違い応答性が悪く、明るくなるのに時間がかかるため、パッシングといった用途には不向きだ。そのためハイビームはハロゲンランプを併用するか、プロジェクター式では常時点灯させ内部の反射板を切り替えて、ロー・ハイビーム切り替えを行う。

白色LEDの発明により、最近ではヘッドライト用のLEDバルブも普及しはじめている。応答性が高い、消費電力が低い、寿命が半永久的なことが特徴だ。

さらに省エネルギー、照射範囲が広く明るいレーザーを使ったヘッドライトシステムが、最新のAudi 『R8 LMX』や BMW 『i8』に搭載されたが、今後普及していくだろう。


■ ハイビームが基本

さて、夜間走行するとき、ライトをつけるのは当然だがロービームだけで走っていないだろうか? 実はロービームの正式名称は「すれ違い前照灯」といい、基本的にはハイビームで走行し、対向車や歩行者がいるときに、ロービームを限定的に使用する。

ロービームだけで走行することの危険性は、日本のみならず世界中で問題となっており、メーカーは様々な取り組みを行っている。


■ 道路状況に合わせて配光する技術

Audi 『TT』に搭載されるマトリクスLEDヘッドライトは、交通状況に合わせて配光を調整、前走車や対向車に光があたらないようにアクティブにライトをコントロールする上、コーナーを予測して内側を照らす。単純なハイビーム、ロービームの切り替えだけではないところがポイントだ。


■ ドライバーの心がけ

最新の自動車は、最新のヘッドライトが装備されているため機械任せでもよいだろうが、従来の自動車に乗る時はどうしたらよいだろうか。

まず、ヘッドライトは道路が見づらくなってから点灯するのではなく、朝夕の薄暮の時間帯、雨天曇天時には早めのライト点灯をすべきだ。これは周囲に走行していることを知らせ、被視認性を上げ、事故を未然に防ぐためである。

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