1歳までの赤ちゃん期が「英語の聞き取り」能力UPに重要と最新科学で判明!
よく英語は早いうちに触れさせた方がいいと言いますが、英語の早期教育には、いろいろな意見がありますね。
ではなぜ幼児期から英語を学ばせた方がいいのか?
筆者は30年以上に亘り、幼児の英語教育に携わっていて、その経験から英語の早期教育にはもちろん賛成派です。その理由はたくさんありますが、その中の一つに“言葉の臨界期”というのがあります。
今日は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、英語の早期教育が良い理由についてお話します。
■最新の科学が証明した言葉の臨界期
アメリカの非営利団体TED(Technology Entertainment Design)をご存知でしょうか? 学術・エンターテインメント、デザインなど、幅広い分野の専門家による講演会を主宰している団体で、その講演はだれでも見ることができます。
そのTED で、言語習得を研究しているパトリシア・クールさんの、乳幼児の言葉の習得に関する研究『赤ちゃんは語学の天才』が発表されています。
言葉の臨界期については、50年以上前から言われていますが、最新の科学技術によって作られた特殊な装置によって、実験・証明されたこの研究結果をみると、英語の早期教育がより英語を習得する上でより重要になってくることが分かります。
■言葉を習得する鍵を握るのは「1歳までの赤ちゃん期」!
この研究では、人の言葉の臨界期は、7歳くらいだと言います。7歳を過ぎると語学の習得能力はどんどん低下していくのです。さらに、実は言葉を習得していく鍵を握っているのは、1歳までの赤ちゃんの時期だと言います。
生後8か月くらいまでの赤ちゃんは世界のどの国の言葉でも話せますが、生後10~12カ月までの2カ月間に、赤ちゃんは自分が理解すべき音の統計を取っているというのです。
すなわち、英語を聞くことが多ければ英語の発音を、日本語を聞くことが多ければ、日本語の発音を理解しようとするのです。
具体的に言えば、英語では“r”と“l” が頻繁に出てきますから、これらの音を聞き取る能力が発達します。一方、日本語ではこれらの音や“f ”や“v”といった音は存在しませんから、これらの音を聞き取る能力は育ちません。
分かりやすく言えば、周りの人が話す音の中で聞くことのない音は、言語を司る脳からどんどん削除されてしまうということなのです。
■なぜ幼児期に英語を学ぶといいのか?
多くの人は日本語にない音を“発音”できない、ネイティブのように英語が話せないのだと考えますね。もちろん、そうではありますが、発音できないということは聞き取れないということでもあるのです。
コミュニケーションは、一方的にこちらが言いたいことだけ言えばいいわけではありませんね。相手の言うことも理解できないと会話になりません。そのために、日本語にない音も、脳から削除される前に十分触れさせておいてほしいのです。
いかがですか?
英語教育は早いほどいいとは思いますが、3歳や4歳になっていても大丈夫です。筆者のスクールでは3歳からしかお預かりはしていませんし、中には3歳で初めて英語に触れるという子もいますが、英語は習得しています。
乳幼児の英語教育は、単語をいくつ覚えたかということよりも、日本語にない音を聞かせることが何よりも大切ということを覚えておいてくださいね!